子どものまっすぐな言葉は、時に予想外の笑いを届けてくれます。
「仕事中に思わず吹き出してしまって…」
そう語るのは、30歳・会社員のヤマダさん(仮名)。ある日、小学1年生の息子さんから届いたLINEに、思わず二度見。そこには、ちょっと不思議で、なんとも可愛らしい夕飯のリクエストが書かれていたのです。
ヤマダさん親子に起きた、クスッと笑えるエピソードを伺いました。
仕事中に母、吹き出す!小1息子の夕飯リクエストは…
それは、ヤマダさんが仕事に集中していた時のこと。スマートフォンにピコン♪と届いたのは、小学1年生の息子さんからのLINEでした。
「『おかあさん、きょうはがっこうで「たいいくのじゅぎょ」があったよ。すごくつかれたから、よるごはんは「にくまんとさる」がいいな〜』って書いてあって(笑)」
体育の授業で疲れた息子さんからの、可愛らしいリクエスト。しかし、その内容にヤマダさんは思わず目を見開きます。
「え?にくまんはわかるけど…『さる』!?って。周りに人がいなくてよかったですが、思わず吹き出して笑ってしまいました」
解読不能!?母を悩ませた「さる」の正体
「さる」とは一体何なのか…? ヤマダさんは、息子さんのかわいい打ち間違いだろうと考え、LINEの文面をじっくり見返します。
「どこか他の字を間違えて『さる』になったのかな?って、息子の間違いミスをしっかり探してみたんです。でも、どうしても『さる』の正体がわからなくて…」
仕事中も、頭の片隅で「さる…さる…?」と考え続けたヤマダさん。謎は深まるばかりでした。
ついに判明!爆笑の打ち間違い
仕事を終え、帰宅したヤマダさんは早速息子さんに尋ねてみました。
「ねぇ、今日の夜ご飯、『にくまんとさる』がいいって言ってたけど、『さる』って何のこと?」
すると、息子さんからはケロリとした表情で答えが返ってきました。
「え?『さば』だよ!」
なんと、「さる」の正体は「さば」! まさかの打ち間違いに、ヤマダさんは再び笑ってしまったそうです。
我が家の新定番?「サル食べたい!」
「一度打ったら、内容を確認せずに送信しちゃうんですよね。そこがまた子どもらしくて、すごいなというか、面白いなと思いました」とヤマダさんは微笑みます。
この出来事以来、ヤマダ家ではちょっとした変化が。
「すっかり面白くなってしまって。今では、家でサバが食べたい時に、わざと『今日、サル食べたい!』って言うのが定番になりました(笑)」
小1の息子さんが起こした、可愛らしい打ち間違い。それはヤマダさんにとって忘れられない出来事となり、今では家族の楽しい合言葉になっているようです。日常の中に転がる、子どもならではのユニークな発見や言い間違いは、忙しい毎日の中に温かい笑いを届けてくれる宝物のようですね。