住まいをもっと快適にしたいと考える人は多いでしょう。インテリアにこだわったり、DIYに挑戦したりしている人も多いかもしれません。@tuinosumika-tukuriさんは、築28年の中古住宅を購入し、DIYとリフォームをしながら理想の住まいづくりを進めています。住まいのビフォーアフターをYouTubeに投稿すると「センスが素敵です」「過程が見れて楽しいです」などのコメントが寄せられ、話題になっています。
住まいづくりについて、@tuinosumika-tukuriさんに話を聞きました。
住まいを見直すきっかけ
以前からDIYに興味があった@tuinosumika-tukuriさん。しかし、マンション暮らしで「工具の音が近所迷惑になるのでは」と気になり、作業や収納スペースも確保できず、気持ちだけが募っていったそうです。

転機はコロナ禍で外出が制限され、家で過ごす時間が増えたこと。自分で心地よい空間を作りたいと強く思うようになり、暮らし方を見直すきっかけとなりました。
現在、旦那さんの定年を機に理想の中古住宅と出会い、自然豊かな地域に移住。今はDIYに没頭し、スローライフを楽しんでいるそうです。

進行中のDIYの中で特に大変だったのはウッドデッキの製作です。
2つのデッキのうち、1つは中2階にあり、安全性を考慮してプロにハードウッドで施工してもらいました。もう1つは1階に設置するデッキで、プロの棟梁に「ご主人ならできる」と背中を押され、旦那さんが1人で作ることに。
木材を運び、はしごを登る作業は想像以上に体力を要し、日数もかかりましたが、思い通りの仕上がりとなり、2人とも大満足だったそうです。
ついのすみかつくり
@tuinosumika-tukuriさんと旦那さんはDIYで「安心・安全」と「メンテナンス性」を重視しています。60歳を迎えたばかりの2人は、将来を見据えて無理なく手入れできるよう製作しているそうです。

コンセプトは「ついのすみかつくり」で、完璧さより暮らしに寄り添った工夫を大切にし、限られた予算でも「いい感じ!」と思えるデザインを目指しています。
リフォームで大切にしているのは“心地よい雰囲気”。雑誌やネット記事などからインスピレーションを得て、暮らしに合ったアレンジをしているそうです。

また、DIY家具のデザインはシンプルで洗礼された印象と使いやすさを重視し、デザインは@tuinosumika-tukuriさんが、製作は旦那さんが担当しています。
人と動物の両方が快適に過ごせる空間に
ご自宅には猫ちゃんも一緒に暮らしており、リビングの吹き抜けに設置した吊り橋とキャットウォークがこだわりポイントです。@tuinosumika-tukuriさんは、内覧時から「この空間に猫のための吊り橋を作ろう」と決めていたとのこと。

吊り橋は猫ちゃんが自由に行き来できるだけでなく、眺めるご夫婦も楽しめるデザイン。猫たちがくつろいだり歩いたりする姿を見ると、作ってよかったと感じているそうです。
「猫も家族の一員なので、人と動物が快適に過ごせる空間づくりを続けたい」と話しています。
ビフォーアフターを比べてみて
築約30年で、キッチンやお風呂、トイレ、フローリングなどはリフォームが必要でしたが、それを「自分たちの手で直す」ことに魅力を感じたといいます。
「現状渡しのこの家は、DIY初心者の私たちにとって理想的な物件でした」と振り返りました。

現在もメンテナンスは続いており、少しずつ手を加えて「自分たちらしい住まい」に変えていくことに喜びを感じています。
「やりたいことはまだまだありますが、だからこそ楽しく、家族の笑顔や幸せにもつながっています」と話してくれました。
今後のDIYや自然農家庭菜園について
現在、@tuinosumika-tukuriさんは庭に「ガーデンキッチン付きのガーデンリビング」をDIYで製作中。家の中だけでなく、外の空間も自分たちらしく整えたいと考え、地道に作業を進めています。
家庭菜園では、レイズドベッドを使った自然農を実践中。無農薬・無化学肥料で野菜を育て、見た目も美しく、おしゃれな菜園作りを目指しています。
今後は「収穫した野菜でトマトソースやピクルス、味噌などを作り、YouTubeで“手をかける暮らし”をテーマにした情報を発信したい」と語っていました。
今後も、暮らしにまつわる発信が楽しみです。ますます素敵になっていく住まいから目が離せませんね。