海外から日本に来て驚くことはたくさんありますが、働き方の違いに戸惑う人も多いようです。今回は、フランス出身・30代の女性会社員に、日本での仕事や日常生活で感じたギャップと、その中で得た“気づき”についてお話を伺いました。
「え、日本人こんなに働くの!?」カルチャーショックからスタート
フランスでは、労働時間が短く、ワークライフバランスを大切にする文化が根付いています。
そんな中、日本に来てまず驚いたのは、残業や休日出勤が多い働き方だったそう。
「最初は本当にびっくりしました。フランスでは仕事の後や週末はしっかり休むのが普通だったので…」
日本人の“働く姿勢”に、大きなカルチャーショックを受けたと言います。
「私も頑張らなきゃ」日本人に影響を受けて変化が
最初は戸惑っていた彼女ですが、日本人の真面目で一生懸命な働き方を見て、徐々に影響を受けるように。
「気づけば私も“もっと頑張ろう”という気持ちになっていました。その結果、仕事に対する姿勢が変わり、収入も上がったんです」
文化の違いが、自分自身を成長させるきっかけになったと語ってくれました。
日本語の“ゆっくり”が嬉しい驚きに
生活の中で感動したこともあるそうで、特に印象的だったのは日本人との会話。
「みんなゆっくり話してくれるから、日本語が分かりやすくて安心しました」
外国人にとって、日本語はハードルが高く感じられることもありますが、相手がペースを合わせてくれることに感動したそうです。
日本語の聞き取りやすさが会話の楽しみに
この経験を通じて、彼女は「日本では会話のひとつひとつが丁寧で、聞き取りやすい」ことに魅力を感じていると話してくれました。
「今では、以前よりも会話を楽しめるようになったと思います。聞き取れない不安が減ることで、どんどん話すのが楽しくなりました」
日本で働く・暮らすことの魅力とは?
最後に、これから日本で生活する外国人に向けて、彼女からのメッセージ。
「日本の働き方はフランスと違っていて驚きもありましたが、その分、自分の意識や行動も変わってきました。丁寧に話してくれる人が多いので、言葉が心配な人も安心して生活できます」
文化の違いに戸惑いながらも、日本の良さを受け入れ、前向きに変化を楽しんでいる姿がとても印象的でした。
彼女の視点は、私たち日本人にとっても、日々の仕事ぶりやサービスの価値を改めて見つめ直すきっかけを与えてくれるかもしれません。