「えっ、考えられない!」トルコ人男性が日本の道路で感動した光景とは?

「えっ、考えられない!」トルコ人男性が日本の道路で感動した光景とは?

海外に飛び出すと、日本では考えられないような文化や習慣の違いに驚くことがあります。特に交通ルールやマナーは、国によって大きく異なるものの一つ。
今回は、数年前にトルコから来日したメフメトさん(仮名・30代・男性)に、日本で最も驚いたという「道路での体験」について伺いました。

母国では考えられない!ドライバーの行動に衝撃

メフメトさんが日本に来て間もない頃、街を歩いていて思わず足を止めてしまった光景がありました。

「歩行者が道路を渡ろうとしている…いや、もしかしたら渡るかもしれないな、という雰囲気があるだけで、車がスッと停止したんです。しかも、横断歩道がないような場所でも。あれには本当に驚きました!」

母国トルコでは、歩行者がいても車が止まることはまず考えられなかった、とメフメトさんは語ります。

「トルコでは基本的に車優先。歩行者は車の間を縫うようにして道を渡るのが普通です。だから、日本のドライバーが歩行者の存在に気づいて、道を譲るために止まってくれるなんて、信じられない光景でした」

驚きから「安心感」へ。ドライバーの“思いやり”に感動

この経験は、メフメトさんの日本に対する印象を大きく変えました。

「最初はただただ『交通ルールが徹底されている国なんだな』という驚きでした。でも、何度も同じような光景を目にするうちに、これは単なるルール遵守だけではないな、と感じ始めたんです」

メフメトさんが感じたのは、ルールを守る意識のさらに奥にある、ドライバーの「思いやり」でした。

「歩行者を気遣ってくれる、その気持ちが伝わってくるんです。だから、道を歩いていてもすごく安心できる。『ああ、ここは安全なんだな』って、心から思えるようになりました。母国では常に車に注意を払っていないと危なかったので、この安心感には本当に感動しましたね」

他の外国人にも伝えたい「世界一安全な交通環境」

この体験を経て、メフメトさんは日本の交通環境について、他の外国人にもぜひ伝えたいことがあると言います。

「日本の交通環境は、僕が知る限り世界でもナンバーワンだと思います。それくらい安全です。もちろん、自分自身も交通ルールを守ることは大前提ですが、ドライバーが歩行者に対してこれほど配慮してくれる国は、なかなかないのではないでしょうか」

メフメトさんの言葉からは、日本の交通マナーに対する深い感銘と、そこで得られた安心感への感謝が伝わってきました。私たちにとっては当たり前の光景も、海外から来た人にとっては、驚きと感動に満ちた日本の魅力の一つなのかもしれません。

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