子どもが持つ“自分だけのマイルール”や“クセ”って、大人から見ると「なんで?」と首をかしげるものばかり。でも、そこには子どもなりの感性や好奇心が詰まっているのかもしれません。今回お話を伺ったのは、並々ならぬこだわりを持つ6歳児のママである30代・会社員の女性。我が子の独特な行動に、ママは困惑しながらも“おもしろさ”を感じているそうです。
4歳ごろから始まった「探検ルーティン」
最初に異変を感じたのは、息子さんが4歳前後のとき。
「お出かけ先で必ず“トイレに行きたい!”と言い出すんです。でも実際に用を足すわけでもなく…」
そのままトイレに入ると、便器のフタを開けたり閉めたり、水を流したり、とにかく“確認作業”に夢中。
「まるでチェックリストでもあるかのように、一通り見て満足したら出てくるんですよ(笑)」
始めは笑っていたけど、今ではちょっと困惑気味…?
当初はその様子に「なんだか可愛いな」と微笑ましく見守っていたママ。
でも今では、少し困惑しているそうです。
「“トイレに行きたい!”って言われても、『また見たいだけでしょ!』ってツッコんでいます(笑)」
理由は不明。でも“トイレ愛”は本物?
なぜそこまでトイレが気になるのか?その理由は、まだはっきりとはわからないと言います。
「本人に聞いてもはっきりした答えは返ってこないんですが、とにかくトイレが好きな場所のようです」
家ではなんと、ドライハンドタオルなどを“トイレグッズ”として工作していることもあるとか。ママとしては「たぶんトイレにロマンを感じているのかな…」と見守っているそうです。
今も続くトイレ確認ルーティン
この不思議なトイレチェック癖、現在6歳になった今も続いているとのこと。
「毎回どんなトイレかチェックしないと気が済まないみたいで…。一度入った場所でも『もう一回確認したい』って言われたりします」
それだけ真剣に取り組む姿を見ていると、なんだか立派な探検家のようにも見えてきます。
「子どもって、ほんとに面白い」
今回の経験を通して、ママは「人それぞれ、興味を持つものが全然違うんだなと実感した」と語ります。
「トイレにそこまで熱意を持つ子って、なかなかいないと思うので、独特だなぁって(笑)。でも、これもその子の個性。いつか“なぜそんなに好きだったのか”を、ちゃんと聞ける日が来るのを楽しみにしています」
大人にとっては「そんなにトイレばっかり見てどうするの?」と思ってしまうような行動も、子どもにとってはきっと何か大切な意味があるのかもしれません。
小さな探検家の“トイレ愛”は、これからどんなふうに進化していくのでしょうか?今後の成長が楽しみですね!