免疫力が下がると体調を崩しやすくなります。免疫力が下がる原因にはさまざまなものがありますが、栄養不足もひとつの原因です。
この記事では「子どもの免疫力を高める食べ物について」管理栄養士のhayaさん監修のもと紹介していきます。
子どもは大人よりも免疫力が低いといわれています。
毎日元気に遊べるように、まずは取り入れやすい食べ物を味方にして免疫力を高め、風邪に負けない体づくりをしましょう。
免疫力と腸内環境の関係
子どもの免疫力と腸内環境は深い関わりがあります。
腸は免疫機能を担う臓器なので、腸内環境を整えることで免疫力を高めることができます。
クイズ:腸内環境は何歳で決まる?
免疫力を高めるのに重要な腸内環境。実は子どものころにほとんど決まると言われています。
さて、腸内環境が決まるのは何歳と言われているでしょうか?
正解は…
3歳でした!
この時期の食事は特に気をつけたいですね。
次に紹介する食べ物を普段から取り入れ、腸内環境を整えて免疫力を高めましょう。
解説:栄養管理士による『子どもの免疫力を高めるとされる食べ物』
腸内環境を整え、子どもの免疫力を高める食べ物を紹介します。ぜひ普段の食事に取り入れてみてください。
・発酵食品
よい腸内環境を作るためには善玉菌を増やす必要があります。善玉菌は体によい影響を与えてくれる菌のことで、発酵食品に多く含まれています。このような善玉菌を含む食品のことを「プロバイオティクス」といいます。普段の食事に発酵食品をプラスするだけでも善玉菌を増やせるので、積極的に取り入れましょう。発酵食品には納豆・ヨーグルト・チーズなどがあり、これらの食品は幼児食にも取り入れやすいです。また、納豆・ヨーグルト・チーズは、子どもの成長に必要不可欠なたんぱく質・カルシウムも摂ることできるのでおすすめの食品です。
・水溶性食物繊維が含まれる食べ物
腸内の善玉菌を増やすためには、善玉菌のエサとなる食べ物も摂るとよいでしょう。善玉菌のエサとなる食べ物のことを「プレバイオティクス」といいます。水溶性食物繊維が含まれる食べ物はプレバイオティクスであり、腸内環境を整え免疫力を高めてくれます。水溶性食物繊維はオクラやモロヘイヤなどの野菜類、キウイやプルーンなどの果物類、ワカメや昆布などの海藻類に多く含まれています。子どもの便秘解消にも役立つので、積極的に取り入れましょう。
腸内環境を整える食べ物をバランスよく取り入れて、免疫力を高めよう!
免疫力を高めるためには腸内環境を整える食べ物をうまく取り入れながら、栄養バランスのよい食事を心がけることが大切です。
体調を崩しやすい季節の変わり目は特に食事を意識して、子どもの免疫力を高めましょう。
ライター/監修:haya(管理栄養士)