雑草が生い茂る場所にニワトリを放ったら…… 数時間後の様子に「凄い」「知らなかったです」「鶏たちをお借りしたい」「健康的で気持ち良さそう」

雑草が生い茂る場所にニワトリを放ったら…… 数時間後の様子に「凄い」「知らなかったです」「鶏たちをお借りしたい」「健康的で気持ち良さそう」

日本では、わずか1%ほどしか行われていない鶏の平飼い。平飼い養鶏家チャンネル(@aozorayoukei)さんが、鶏の平飼いを行っている『あおぞら養鶏場』で、初めて鶏を運動場に放す様子をYouTubeに投稿すると「凄い」「知らなかったです」「健康的で気持ち良さそう」「鶏たちをお借りしたい」などのコメントが寄せられ、話題になっています。この投稿について、@aozorayoukeiさんに話を聞きました。

鶏たちの運動場デビュー

岡山県に位置する「あおぞら養鶏場」。
完全自家配合の飼料にこだわり、鶏たちに優しい平飼いを行っています。

「未来に残せる養鶏場を作りたい」との思いから、鶏舎の隣に運動場を設置し、鶏がのびのびと過ごせる環境も整えました。初めて、鶏を運動場に解放したこの日、鶏の様子を記録するため、動画を撮影することにしたそうです。

初めての運動場デビュー(@aozorayoukeiさんより提供)

わずか1日で、大量の雑草が…

恐る恐るケージの外に出ていく鶏たち(@aozorayoukeiさんより提供)

1羽、2羽と、緊張した様子で鶏舎のケージから外へ出ていった鶏たち。

まずは鶏小屋の近くで様子見中(@aozorayoukeiさんより提供)

まずは鶏舎の近くに集まって、雑草を食べ始めます。

少しずつ陽の当たる場所へ移動(@aozorayoukeiさんより提供)
夢中で雑草をついばみます(@aozorayoukeiさんより提供)

やがて屋外に慣れ、鶏たちは雑草をついばみながら運動場へ広がっていきました。
運動場を埋め尽くすほど大量に青々と生い茂る雑草を食べきるのには、3日から1週間ほどかかるだろうと予想していた@aozorayoukeiさん。

しかし、新鮮な雑草のおいしさに味を占めたのか、鶏たちの食欲は止まりません。

わずか数時間で雑草を食べつくしました!(@aozorayoukeiさんより提供)
柵の内側と外側ではこんなに違いが!(@aozorayoukeiさんより提供)

あっという間に鶏たちが雑草を食べ尽くし、わずか数時間でほとんどなくなってしまいます。太陽の日差しを浴びながら運動場を思い切り走り回り、お腹いっぱい雑草を食べた鶏たちは大満足。
その後は鶏舎へと戻り、ぐっすり眠りにつきました。

わずか1日で雑草がきれいさっぱり食べつくされるとは、とても驚きですね。

今後の計画は?

鶏は本来、1日に15,000回地面をつついて過ごす生き物で、他の生き物と同様、1日のほとんどの時間を摂食行動に費やすのだそう。
「あおぞら養鶏場」では、人間の都合を優先せず、鶏が本能のままに生きられるよう、鶏ファーストの環境を大切にしているのだとか。

自然に近い環境で育った鶏が生む卵の黄身はレモン色で、特有の臭みもなく、あっさりした卵本来の味わいが楽しめるのだそう。

牧場では、ヤギや七面鳥も飼っています(@aozorayoukeiさんより提供)

このときの投稿には多くの応援コメントが寄せられ、励みになったと話す@aozorayoukeiさん。また「今後は、子どもたちをはじめ、たくさんの人が見学できるような環境を整えていきたいです」と教えてくれました。

日本一おいしい卵を目指す、すてきな鶏ファーストの養鶏でした。

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