生命が持つ神秘的な力は、感動的な奇跡を呼ぶこともあるでしょう。@shakunone_ties_brandさんは、自身の息子さんをおばあちゃんに会わせたときの様子をInstagramに投稿すると「愛情が奇跡を起こした」「目が輝いている」「感動」などのコメントが寄せられ話題になっています。このときの様子について、投稿者さんに話を聞きました。
孫からの恩返し
投稿者さんの奥さんが妊娠し、おばあさんに大切な報告をする機会が訪れました。
投稿者さんのおばあさんは84歳。パーキンソン病を患い寝たきりの状態で、話すことも手を動かすことも難しくなっていました。エコー写真を見せながら、おばあさんにひ孫ができたことを伝えた投稿者さん。
最初は、反応が薄く「伝わっていないのかな」と少し不安になったといいます。繰り返し伝えていくうちに、目を大きく開いて驚いた表情を見せてくれました。

動かせないはずの手をゆっくりと持ち上げたのを見たときは、本当にびっくりしたといいます。おばあさんの中で何かが動き、奇跡が起きたと感じたそうです。


おばあちゃん子だった投稿者さん。現在引き継いでいる会社の創業者でもあるおばあさんに恩返しをしたいという気持ちがあり、とても感動しました。
この5ヶ月後に息子さんが誕生し、おばあさんに報告した投稿者さん。ひ孫と初めて対面したおばあさんは、とても穏やかで嬉しそうな表情を浮かべていました。
ひ孫を抱かせるようにして体に添わせると、おばあさんの手がゆっくりと動き、赤ちゃんに触れようとしていました。その手つきが本当に優しくて、愛情が伝わってくるようだったといいます。

愛情が生んだ奇跡
ひ孫さんを抱いているおばあさんを見て、投稿者さんは言葉にできないほど感動したと教えてくれました。
「祖母は寝たきりになり、もうほとんど動けないと思っていたのに、ひ孫の存在がそんな祖母を動かした。手を伸ばし、触れようとする姿を見て『命が繋がる瞬間』というのはこういうことなんだなと実感しました。自分にとっても一生忘れられない光景になりました」と当時の思いを語ります。
投稿には多くのいいねやコメントが寄せられ、投稿者さんは想定外の反響に驚いたといいます。同時に、多くの人が家族の絆や命の繋がりに共感し、感動してくれたんだと感じて、とても嬉しかったそう。

投稿者さんにとっておばあさんは、会社の創業者であり、家族の中心であり、とても大きな存在。「仕事だけでなく、家族を大切にすること、人との繋がりを大事にすることを教えてくれた人でもあります。祖母がいたからこそ今の自分があるし、その想いを受け継ぎながら、これからも挑戦を続けていきたいと思っています。」と教えてくれました。
投稿者さんは、おばあさんが創業した株式会社笏本縫製を運営しています。
これからも投稿者さんの挑戦が楽しみですね。