魚の鱗でアクセサリーを作ると…「まるで宝石みたい」「こんなに美しく生まれ変わるなんて」

魚の鱗でアクセサリーを作ると…「まるで宝石みたい」「こんなに美しく生まれ変わるなんて」
【実際の写真7枚】 加工後の様子

普段は捨てられてしまう魚の鱗。その鱗が、美しいアクセサリーへと生まれ変わりました。

@caribbean.amorさんが、魚の鱗を使ったアクセサリーをInstagramに投稿すると「まるで宝石みたい」「こんなに美しく生まれ変わるなんて」などのコメントが寄せられ、話題になっています。

@caribbean.amorさんに、鱗アクセサリーについて聞きました。

鱗アクセサリー作りのきっかけは海への想い

@caribbean.amorさんが鱗を使ったアクセサリーを作り始めたのは、コロナ禍でのこと。結婚を機に知らない土地へ引っ越し、知り合いもいない中で孤独を感じていたそうです。そんなとき、実家にあったパナマやカリブ海産の鱗を見つけ、ものづくりを始めました。

これが魚の鱗?(@caribbean.amorさんより提供)

幼少期に過ごしたパナマの海は、美しく透き通っていたといいます。しかし、17年前に再び訪れた際には、海洋汚染によりすっかり変わり果てた姿になっていたそう。その光景にショックを受け、現地で伝統的な「鱗を使った髪飾り」に触れたことが、鱗アクセサリー作りの原点となりました。
「幼少期に見た美しい海を思い出しながら、独自の技法でアクセサリーを作り始めました」と振り返ります。

鱗がアクセサリーになるまでの時間とこだわり

乾燥させた鱗をアクセサリーにするには、デザインによって1時間で完成するものもあれば、8時間以上かかるものもあるそう。染色には2週間をかけ、じっくりと仕上げていきます。

丁寧にしっかり洗います(@caribbean.amorさんより提供)

こだわっているのは「アップサイクルとして、お客様が身につけて気分が上がるデザインを作ること」。また、洗浄の際には中性洗剤や漂白剤を使わず、海を汚さないよう配慮しているといいます。

組み立て作業(@caribbean.amorさんより提供)

カリブ海の海洋汚染を目の当たりにした経験があるからこそ、鱗の洗浄にも環境への配慮をしています。においは、しっかり洗って天日干しをすることで取り除いています。

仕上げコーティング(@caribbean.amorさんより提供)

想いが詰まったアクセサリーが話題に

「いきなりバズって戸惑いましたが、みなさんに知ってもらえる機会が増えてうれしいです」と@caribbean.amorさん。多くの人が「まるで宝石みたい」「こんなに美しく生まれ変わるなんて」と驚きの声を寄せています。

イヤリングの完成(@caribbean.amorさんより提供)

今後は、アクセサリーだけでなくインテリア作品にも挑戦したいとのこと。魚の鱗という意外な素材から、これからどんな新しい作品が生まれるのか、楽しみですね!

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