言葉がなくても人と動物は通じ合える、そんなふうに思わせてくれる光景があります。@piayano2017さんが、ペットと一緒にピアノ演奏する動画をInstagramに投稿すると「ブレーメン」「いい合いの手」「突っ込みどころありすぎ」「最高」などのコメントが寄せられ話題になっています。このときの様子について、飼い主さんに話を聞きました。
白いピアノとブレーメンの音楽隊
白いピアノで優雅にショパンを奏でる女性。その頭には、何か大きなものが乗っています。
なんと、その正体はにわとり！しかもピアノに合わせて絶妙なタイミングで『コケコッコー』と鳴き、まるで合いの手のようです。
さらによく見ると、女性が座る椅子の上にもう一羽にわとりが佇んでいます。
女性がこの動画をInstagramに投稿すると、世界中から驚きと共感の声が寄せられました。
食用にもらった有精卵が今では？
飼い主さんは、横浜から鹿児島県・喜界島へ移住。
あるとき、島の方から「有精卵を食べる？」と卵をいただきました。ふと「食べるだけじゃなく、温めてみようかな？」と思いついたことがきっかけで、にわとりを卵から孵して育てるように。
普段から、遊ぶように肩や頭に乗ってくるにわとりたち。ピアノの練習中、にわとりたちは勝手に乗ってくることもあれば、飼い主さんが乗せることもあるそうです。
動画のにわとりは大きすぎて自分では乗れないため、飼い主さんが「乗ってみる？」と声をかけてから乗せています。
ピアノを演奏していると、わかっているのかいないのか、いつも絶妙なタイミングで合いの手を入れてくれるそう。飼い主さんのInstagramでは、他にもにわとりがタイミングよく合いの手を入れている動画を見ることができます。
かわいいにわとりたちに囲まれる暮らし
現在5羽のにわとりを飼っている飼い主さん。ピアノを弾くときはいつも、にわとりたちが近くにやってきます。
一番の古株である雌は、肩、頭に乗るか、足元などでおとなしくしていることが多いそう。雄はその近くにいます。まだ5ヶ月の子どもたちは、近くでちょこまか遊んでいるのだとか。
日常の光景がSNSを通じて世界に広がることに驚いた飼い主さん。
「にわとりのかわいさが伝わったら嬉しい」と語ります。
今後の目標について尋ねると「にわとりたちとピアノを弾いて暮らす島暮らしの様子をいろいろな角度から発信していきたい」と教えてくれました。
これからも、にわとりたちとの和やかな日常を楽しみにしています。