ウエディングドレスは、多くの人にとって特別な思いがあるものでしょう。
@rapirapirapidesuさんが、結婚式を挙げていない両親の夢を叶えた様子をTikTokに投稿すると「泣いちゃった」「感動しました」「最高の親孝行」などのコメントが寄せられ話題になっています。
このときの様子について、@rapirapirapidesuさんに話を聞きました。
両親のウエディングフォト
@rapirapirapidesuさんは、ブライダルヘアメイクの仕事を通じて、“結婚”という特別な瞬間を形に残す大切さを学びました。
お母さんは4人の子育てと仕事に追われ、結婚式を挙げられず、おしゃれや化粧もしなくなってしまったそう。そんなお母さんに、自作のドレスを最初に着てもらいたいと「36年越しの夢」を実現しました。

フォトウエディングを撮ることになった際、66歳のお母さんは「こんな歳で恥ずかしいよ」と照れていました。しかし「目の奥がキラっとしたのを覚えています」と話す@rapirapirapidesuさん。

お父さんは「ママには苦労ばかりかけて、ドレスを着せてやれなかったなぁ」と呟き、ふと寂しげな表情に。しかし、照れるお母さんを見て嬉しそうに笑い「こりゃ痩せないとー!」と張り切っていたそうです。

@rapirapirapidesuさんは、お父さんとお母さんの晴れ姿を見て「心の底からホッとし、安心感で胸がいっぱいになりました。2人が歩んできた日々を思うと、写真に残せて本当に良かったです。きっと見なかったら一生後悔していたと思います」と語りました。

撮影中は終始緊張し、恥ずかしそうにしていたお母さん。しかし「綺麗だよ、可愛いよー」とたくさん褒められて、なんだか少し得意げな雰囲気もあり可愛かったそうですよ。お母さんは、本当はおしゃれが大好きなのだといいます。
お父さんは、ヘアメイクされドレス姿のお母さんを見て「20歳は若返ったなぁー」と茶化しながらも、目には涙が。そんな姿に@rapirapirapidesuさんは「ウエディングドレスは着る人だけでなく、相手の心も動かすものなんだな」と改めて感じ、胸が熱くなったそうです。
また「66歳の母が『こんな歳でドレスなんて着たくない』じゃなくて、『こんな歳だけど着れるの?』と思ってくれたのが嬉しかった。」と話してくれた@rapirapirapidesuさん。
「”何歳でも輝ける”という事を私のドレスを通して両親に伝わっていたらいいなと思いましたし、これからもそんなドレスを製作していけたらと思いました」と素敵な夢を教えてくれました。

ご両親は、壮絶な人生を歩み、複雑な環境の中で出会った2人。
「4人の子どもを育てたそのパワーは計り知れず、本当に手と手を取り合って生きてきた」と@rapirapirapidesuさん。深い絆で結ばれた素敵なご夫婦ですね。
普段のお父さんとお母さん
家族で焼肉に行くと、お父さんは率先してお肉を焼き、@rapirapirapidesuさんよりも先にお母さんに取り分けます。夜道では、転ばないように懐中電灯で足元を照らしてあげることも。そんなお父さんの姿に、@rapirapirapidesuさんは「父は母が大好きで、感謝しているのだと行動の節々から感じます」と話します。
今後については「このまま仲良く健康でいてほしいです。子育てに追われて旅行に行けなかった2人を、これから私がいろいろな場所へ連れて行ってあげたいです!」と語っていました。
お父さんとお母さんは、娘さんからとても素敵なプレゼントをもらったようですね。とても素敵な2人のウエディングフォトは、心に残る大切な思い出になったことでしょう。