生ゴミを土に埋めたら…1ヶ月後の驚きの変化に「自然ってすごい」「育てたくなってきた」「生命力強すぎる」

生ゴミを土に埋めたら…1ヶ月後の驚きの変化に「自然ってすごい」「育てたくなってきた」「生命力強すぎる」

皆さんは、生ごみをどのように処理していますか?市区町村の分別に従ってごみとして処分する方が多い中、生ごみは再利用する方法もあるようです。つりきっぷさん(@KIPP)が、生ごみを土に埋めたところ、驚きの変化が起こり、その様子をYouTubeに投稿すると「生命力強すぎる」「育てたくなってきた」「自然ってすごい」などのコメントが寄せられ話題になっています。

このときの様子について、つりきっぷさんに話を聞きました。

生ごみを使った堆肥作りのはずが…

つりきっぷさんは、自宅で簡単に土を再生する方法を紹介する予定でした。しかし、その結果は思わぬものでした。

つりきっぷさんが、家で簡単にできる堆肥作りとして始めたのが、プランターを使ったコンポスト。土の中に野菜の切れ端や米ぬか、微生物資材を入れることで、捨てるはずの生ごみを、大切な資源へと変える方法です。

捨てるごみを資源に(@KIPPさんより提供)

そして、生ごみを入れ続けて1ヶ月が経過した頃、土を確認すると生ごみは分解されてほとんど残っていません。ここまでくれば、植物が育ちやすくなる土が完成です。

土作りの完成(@KIPPさんより提供)

それから1ヶ月後…

堆肥が出来上がってからさらに1ヶ月後に久しぶりに確認してみると、そこには謎の大きな植物が育っていたのです!大きくなる前から、植物が育っていることには気付いていましたが、雑草かなにかかと思って気にしていなかったつりきっぷさん。しかし、あまりにも大きくなるため、調べてみることに。

野菜?(@KIPPさんより提供)

調べてみたところ、それはじゃがいもでした。どうやら最初に入れた生ごみの中に、じゃがいもの皮があったようです。このときつりきっぷさんは、葉っぱだけ大きくなって地中にはじゃがいもはできていないと思っていました。しかし、数日後に土の中を掘ってみると、小さいながらにじゃがいもを収穫できたのです。

収穫できたのは(@KIPPさんより提供)

その後、皮と葉っぱは土に還しましたが、芽や根がないため、再度じゃがいもが育つことはありませんでした。皮と葉っぱは微生物のエサとして分解されたようです。

他の植物は育たず…

じゃがいも以外は何も育っていないといいます。枯れた植物は微生物に分解されますが、じゃがいもの芽のように生きている植物は分解されずに育つそう。さらに、じゃがいもが育った要因としては、ほかの生ごみが分解されてできた栄養も関係していると考えているといいます。

今回のプランターコンポストのように、土作りのポイントについても聞くと「土作りの際のポイントは水管理」と教えてくれました。つりきっぷさんは「世界の生ごみを資源に変えること」を目標に掲げています。

多くの生ごみを資源に変えることができたら、環境にとってもいいことでしょう。今後のつりきっぷさんの活動も楽しみですね。

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