毎日作り続けるのは大変なお弁当ですが、特別な日には想いを込めて手の込んだお弁当にしてみるのもいいですよね。@obento_mocoさんが、娘さんに作った最後のお弁当をInstagramに投稿すると「泣けちゃう」「嬉しすぎる」「娘さん幸せ」などのコメントが寄せられ話題になっています。
お弁当について、お母さんである投稿者さんに話を聞きました。
最後に最高難易度へトライ
高校生の娘さんのために、3年間毎日お弁当を作ってきた投稿者さん。卒業の1ヶ月前から、娘さんは投稿者さんが作ってくれる最後のお弁当がどんなお弁当か、期待して楽しみにしていました。
その期待に応えるため、海苔を切り抜いてお弁当で卒業証書を作ろうと決意します。それは投稿者さんにとって、最高難易度の挑戦でした。
おかずは卒業証書の下に
まるで芸術作品のような見事な「卒業弁当」を作り上げた投稿者さん。繊細な文字部分の海苔を切り抜く作業は、なんと前日から娘さんの留守の合間を見計らって進めていったといいます。

そのほかの作業は、当日の朝、いつもの支度と並行して1時間半ほどで仕上げたそう。こだわったのは、お弁当を開けたとき卒業証書が一番に目に入るように、また卒業証書を眺めながらおかずを食べられるように、おかずを下にした隠し弁当にしたこと。
卒業証書をすぐに崩さなくて済むよう、卒業証書の下にクッキングシートを敷き、丸ごと外してお弁当箱の蓋に置けるよう工夫しました。


お弁当に込めた思い
娘さんはこの卒業弁当について「すごい嬉しい!」と、とても喜んでくれました。そして、後日改めて、投稿者さんへ手紙で感謝を伝えてくれたそう。3年間作り続けた最後のお弁当に、投稿者さんはとても感慨深い気持ちになったといいます。
それは、娘さんを思う気持ちからでした。片道2時間半以上かけて通学し、しかもハードな部活とハードな勉強を両立していた娘さん。心身共に健やかに過ごせるかを投稿者さんは一番心配していました。
娘さんが頑張る姿を間近で見ていたため、3年間無事に通い続けられたこと、無事に卒業を迎えられることに心から感動したのです。

楽しくおいしいお弁当をこれからも
今春から下の娘さんが高校生になり、今後も「見て楽しい、食べて美味しい」をモットーにお弁当を作っていきたいという投稿者さん。3年後には大学受験も控えており、心身共に健やかでいられるよう食は大事にしたいと考えています。
時には友達との話題になり、作り手も楽しめるようなアイデアあふれるお弁当にしたいそう。

これからも、素敵なお弁当の投稿が楽しみですね。