飼い主がトイレに入ると、必ず扉の前で鳴きながら待つ元保護猫のケンちゃん。その姿が収められた動画がTikTokに投稿されると「不安になるよな」「うちの猫も」「大好きなんだね」などのコメントが寄せられ話題になっています。
今回は、投稿者である@yucchannelさんに話を聞きました。
ケンちゃんとの出会い
実は犬派だったという投稿者さんが保護猫のケンちゃんをお迎えしようとしたきっかけは、亡くなった友人の影響がありました。一緒にYouTubeチャンネルをやっている大の猫好きだった友人が亡くなった際「引き取り手が見つからない保護猫がいる」というメッセージを、視聴者さんから貰ったといいます。そこで、これも運命だと思い保護猫のケンちゃんを引き取ったそうです。

そして投稿された動画は、ケンちゃんをお迎えして約2ヶ月経ったある日の様子です。投稿者さんがトイレに行くと、扉の前までついて来て「ここにいるよ」と鳴くそうです。

この行動は、ケンちゃんが家に来た当初からしているそうで、慣れない環境のためか、投稿者さんの姿が見えなくなるといつも鳴いていたそうです。トイレに行っている間も、投稿者さんの姿が見えなくて不安だったのでしょうか。

2年経った今では…
この動画から2年経った現在では、すっかり家に慣れたケンちゃん。鳴くことはだいぶ減ったとのことですが、未だに投稿者さんがお風呂やトイレで姿を消すと様子を見に来ることがあるようです。
ただ、以前のように切ない声で鳴くことはなくなったようで、新しい環境に慣れたケンちゃんは、仰向けでダラダラしたり、特定のCMを真剣に見たりと、家猫らしい行動を見せるようになりました。


もう一匹の保護猫も家で飼っているという投稿者さん。
今後は猫たちが「安心できる場所」と思えるようにしたいと話してくれました。
また「保護動物の里親になる」という目標も実現したいとのこと。
投稿者さんの目標はケンちゃんたちへの愛情だけでなく、他の保護動物への支援にもつながっているようです。これからも幸せな日々を送り続け、保護猫に関する皆の意識が広がるきっかけとなることを願っています。