70歳の母がデザインした服を作り始めた背景には、息子の「いつも同じ服を着る」姿への優しい思いがありました。その一部始終がTikTokで紹介されると「欲しい!」「パワフルなお母さん素敵」「仲良し」などのコメントが寄せられ話題になっています。
今回は、投稿者である@one_design2025さんに話を聞きました。
服に気を使わない息子のために…
服にあまり頓着がなく、いつも似たような服を着ていたという投稿者さん。
すると、そんな投稿者さんの姿を見たお母さんは、オシャレに変えたいと思いました。そして、投稿者さんが趣味で購入した刺繍機に興味を持ち、オリジナルの服作りを始めることにしたそうです。
服のデザインはお母さんが一人で手がけているそうですが、ご自身では絵心がないと言い…。そんな独創的なデザインに感心しつつも、投稿者さんがデータ化し、オシャレなデザインにブラッシュアップしているそうです。
お母さんの手描きの温かさと投稿者さんのデジタルスキルが融合することで、魅力的な作品が生まれていることが分かります。
そして完成した服は、店頭で販売されても引けを取らないほどのクオリティになりました。この服たちは実際に投稿者さんが私服で着ているようです。
未経験から…
2人ともデザインやアパレル販売の経験は全くないそうです。それでもそのデザインを動画に投稿すると、毎回多くの反響を呼んでいました。
多くの反響を受けて、最初は動画撮影を恥ずかしがっていたお母さんでしたが、撮影を重ねるたびに「こうしたほうがいいのでは?」と乗り気になっていったようです。
今後も「刺繍のレベルを上げていき高級感のある服を作っていきたいと考えております」と話してくれた投稿者さんとお母さんのコンビ。
親子で取り組む服作りは、家族の愛情と温かさを感じさせるとともに、高齢になってからの新たな挑戦が持つ意義を示しています。
70歳からの挑戦は、多くの人々に「始めるのに遅すぎることはない」というメッセージを伝えてくれたようです。