現在は、文字や写真などをパソコンで作ったチラシが主流ですが、過去には手書きのチラシも多くみられていました。KIMMY(@U_taro27)さんが、お父さんが制作した手書きのチラシをXに投稿すると「心温まるイラスト」「ほっこりします」「やさしい世界」などのコメントが寄せられ話題になっています。
お父さんが制作したチラシについて、KIMMYさんに話を聞きました。
手書きのチラシ
KIMMYさんが実家の模様替えを手伝っていたところ、本棚の奥から出てきたのは、お父さんが制作した手書きのチラシでした。
KIMMYさんのお父さんがチラシを制作していたのは、1980年代後半から90年代前半。スーパーの店長として働いていたお父さんは、店長業務の合間にチラシを制作していたとのこと。
チラシには、擬人化されたパンや野菜、可愛らしい動物のイラストが描かれています。デザインされた「夕市」の文字もとても目を引きます。
お父さんの絵を見慣れていたKIMMYさんでしたが、こちらのチラシを見るのは初めて。チラシを見て、思わず「可愛い」と声が出ました。懐かしい感じもありながら、同時にとても新鮮に映ったといいます。
Xに投稿したところ14万いいねを集めて大反響となり、お父さんもKIMMYさんも、まさかこんなにたくさんの反響があるとは…と驚いたそう。お父さんは日常的に絵を描いていましたが、このようなキャラクターの絵はずいぶんと描いていなかったといいます。しかし、反響を受けてたくさんの方が楽しみに待っていてくれることが分かり、今は毎日生き生きと楽しみながらキャラクターの絵を描いていると教えてくれました。
昔から絵を楽しんでいたお父さん
KIMMYさんが小さい頃は、お父さんが多忙だったため、一緒に出掛けた思い出が少ないといいます。その代わりに、絵の描き方を教えてもらったり、KIMMYさんがお願いしてイラストを描いてもらったりと、嬉しかった記憶があると話していました。また、幼い頃は、幼稚園の履物などのちょっとした持ち物にキャラクターの絵を描いてもらっていたのだとか。こんなに可愛い絵の付いた持ち物は、自慢したくなりますね!
そんなお父さんは、KIMMYさんが「父=絵」と子どもの頃から認識しているほど、昔から絵を描いています。ただ、そのスタイルは油絵やアクリル絵、漫画絵などさまざまでした。お父さんが退職すると「ようやくゆっくり絵が描ける」と、ずっと絵を描いているようですよ。
今後について「『楽しみに待ってくれている人がいる』という最高のモチベーションとともに、お父さん自身も皆さんも幸せになれる絵を描いてほしいなと感じています」とKIMMYさん。
大好きな絵で周りの人たちも幸せな気持ちにさせられるなんて、とっても素敵ですね。これからのお父さんの絵も楽しみです。