暗い中、庭でゴミを漁っていた1匹の野良猫。それから2年が経ち、かつて過酷な環境で暮らしていた猫が、今では家族の一員として愛されています。その姿を捉えた動画がYouTubeに投稿されると「全然違う」「涙出てきた」などのコメントが寄せられ話題になっています。
今回は、投稿者である@nekoccho-familyさんに話を聞きました。
野良猫だったトラくん
野良猫だったトラくんと初めて会ったのは、トラくんが推定2歳半ごろだったといいます。
辺りが暗い中、庭でゴミを漁っていたのを発見し、翌日も同じように遭遇し「相当お腹空いているんだな…でも凄く可愛らしい顔をしている子」という印象でした。
そんなトラくんをよく見ると、体にはかさぶたがいっぱい…。体調の悪さは感じませんでしたが、水を飲むとよく咳をする子だったといいます。
そして細かい体毛がゴッソリ抜け落ちる状態でもあり、別の日には足をケガして現れたこともあったのだとか。
そうこうしているうちに、投稿者さんは「この子を平和な世界に連れていきたい」と思い始め、家族の一員としてお迎えすることを決意したそうです。
お迎え後は…
そしてお迎え後、ご飯は総合栄養食を与え、お風呂でシャンプーをしてこまめにブラッシングしました。
十分なケアをすることでトラくんは健康を取り戻し、抜け毛は減りフワフワな毛に。
お迎えした直後は、野生時代の顔つきである険しさが抜けない様子でしたが、しばらく経つと「もう喧嘩なんてしなくていい、狙われることなんてない」ということがわかったのか、徐々に表情も柔らかくなったといいます。
今では…
今では家猫らしい柔和な表情で、とてもマッタリした生活を送っているようです。
そんなトラくんは、甘えん坊だけど賢く愛嬌が抜群なのだとか。
投稿者さんが寝ると一緒に寝て、起きると一緒に起きて、キッチンに立つとそばで見守る…と常に投稿者さんのそばにいる猫ちゃん。
今後は猫エイズキャリアのトラくんのためにも「長く生きれる事を考えて、これからもストレスの無い平和でマッタリした毎日を過ごしていきたいと思います」と話してくれた投稿者さん。
過酷な環境から救い出されたトラくんが愛される姿に、温かい気持ちになった人も多いでしょう。
これからもトラくんが穏やかで健やかな毎日を過ごせることを願っています。