フランスから訪れた親子が、日本の小学校で特別な体験をしました。その一部始終をまとめた動画がInstagramに投稿されると「他にも違いがあったなんて!」「素敵な体験」「最高の思い出になった」「いい刺激に」などのコメントが寄せられ話題になっています。
今回は、投稿者で母親のステファニー(@stephanie_francetrip)さんに話を聞きました。
親日家のステファニーさん
フランス人のステファニーさんが初めて日本に来たのは、17歳の頃でした。学生時代に東京へ18ヶ月間留学したそうです。
そして、そのときからほぼ毎年来ており、25回以上は来日しているという大の日本好き。
そんな日本が好きなステファニーさんが今回訪れたのは、次男くんを日本の小学校に1日体験入学させてあげるためでもありました。
実は長男くんも6年前に日本の小学校に半日体験入学をしたことがあるそうで、次男くんも同じ経験をさせてあげたいという親心があったようです。
6年前は昔からの知り合いに紹介してもらった学校にお世話になったようですが、今回はInstagramのフォロワーさんに紹介してもらったといいます。
日本に来る前から…
日本に出発する前からとても楽しみにしていたという次男くん。
しかし、日本語はもちろんのこと英語もあまり話せませんでした。
そんな次男くんのために、通訳をしていたステファニーさんでしたが…。最初は戸惑いがあったものの、しばらく経つと次男くんは1人でもコミュニケーションが取れるようになり、夜にはバスケットボール部の練習にも参加しました。
旅行で友達と会えなかった分、久しぶりに同じ年齢の子どもたちと一緒に学んで遊ぶことができ、笑顔で楽しんでいる次男くんを見て「言葉が話せなくても、他にコミュニケーションできる方法があると実感しました」とステファニーさんは話していました。
そして1日体験して多くのことを学び、日本とフランスの小学校の違いにとても興味が沸いたそうです。
フランスの学校は土足なのに対し、日本の学校では靴を脱いで上履きに履き替えることや、給食の準備や掃除も自分たちで行うことに文化の違いを感じたといいます。フランスでは食堂で食事をし、掃除は専門のスタッフが行うそうです。
「フランス人のイメージでは、日本の学校は勉強ばかりの真面目な印象でしたが、実際には遊びや先生との交流も多く、非常に温かい場所だと感じました」と話してくれました。
また「ゴミが落ちておらず、トイレも多くて清潔」「物が盗まれる心配もない」と子どもの目線からも安心して生活できる国だと感じたそうです。
コメント欄には…
投稿のコメント欄には「最高の思い出になった」「いい刺激に」「貴重な体験」などと多くの反響が寄せられていました。
小学校の1日体験という異文化交流を通じて、日本に住む私たちにはわからない視点で日本のことを話してくれるステファニーさんに多くの人が共感したようです。
来年の4月には、また家族みんなで日本を訪れるというステファニーさん。
都会より地方の自然豊かな場所、そして温泉を巡ってゆったりとした時間を過ごす予定だといいます。フランスとは違う、日本のお風呂の文化を感じられるからだそうです。
フランスの子どもが体験した日本の小学校1日は、文化の違いだけでなく、教育や交流の魅力に触れる特別な時間となりました。
今後も親子での訪日を通じて、より深い日本文化の理解が広がることを願っています。