パパさんやママさんがしばらく不在にしていると、不安になる子どもも多いでしょう。その分、再会したときの喜びは大きいかもしれません。
@fuyu.haru_mamaさんが、長期出張から帰宅したパパさんと子どもたちとの再会の様子をInstagramに投稿すると「お兄ちゃん頑張った」「一緒に号泣しました」などのコメントが寄せられ話題になっています。
このときの様子について、ママさんに話を聞きました。
子どもたちへのサプライズ
パパさんは長期出張が多く、長い時間家を離れていることがあります。このときは1ヶ月ほど不在にしており、数日後にはまた出張へ行くことが決まっていました。
パパさんは、仕事の関係で「この日に帰る」という目処が立たず、予定が変更になることも少なくありません。そのため、パパさんに会いたがっている子どもたちをがっかりさせないよう、パパさんが帰宅することは伝えてありませんでした。また、子どもたちの反応も気になることから、サプライズで帰宅することにしたといいます。
パパさんが帰ってきたことに気づくと、真っ先にパパさんの元へ走って行ったのは7歳のお兄ちゃんでした。
パパさんに抱きついたお兄ちゃんは泣いてしまいます。ママさんは泣くとは思っていなかったため、驚きました。その後、4歳の弟さんもパパさんに抱きつきました。
普段はママさんが厳しく教える役割を担っており、パパさんは怒らずに子どもたちの逃げ道になる役割。子どもたちは優しいパパさんが大好きで、パパさんがいるときはワガママを言ったり好き勝手したりとかなり甘えているのだとか。
しかし、パパさんが出張に行くと、ワガママを言ってママさんを困らせることはほとんどありません。
「ママ1人しか居ない」というのを理解してくれているのか、お手伝いを自らしてくれるなど協力的な子どもたち。
お兄ちゃんは、お風呂上りに自分と弟さんの髪を乾かしたり、歯ブラシを準備してくれたりと、弟さんの面倒をみてくれています。パパさんが居ない分、ママさんだけではなく自分たちもできることをやっているといいます。
パパさんは、出張に行く前日と当日は「パパ明日からいないからね。とうま(お兄ちゃん)、ママとはるま(弟さん)をよろしくね」と伝えてから行きます。パパさんは深い意味で言っているわけではなく「カッコいいお兄ちゃん頑張ってよ」というような意味合いで伝えているようです。しかし、お兄ちゃんは「僕がママと弟を守らないと」と、パパさんとの約束を必死に守ろうとしていた様子。
そんなお兄ちゃんが泣き出したことに「会いたかった気持ちと安心で緊張の糸が切れたように感じました。まだ7歳なのに必死に守ろうとしてくれていたんだなと、そんなに無理しなくてもいいんだよ、ママが2人を守るからね」と思ったというママさん。言葉をそのまま受け止めるお兄ちゃんの純粋さに、少し胸が痛くなったといいます。
このときは、2日間ほど一緒に過ごすことができたパパさんと子どもたち。パパさんは出張中、携帯にある子どもたちの写真を見て毎日「会いたい会いたい」と言っているそう。そのため、2日間という時間の中で子どもたちに誘われたらすべて遊んであげていました。長期で離れていると、子どもたちと一緒に「ご飯食べたい」「お風呂も入りたい」「一緒に寝たい」という思いがあり、ずっと一緒にいたようです。
今後もパパさんが出張で家を空けることは続き、多いときは1年のうちの半分も不在にすることもあります。パパさんが出張中の過ごし方について「子どもたちが寂しくないように休日はどこかに遊びに行ったり、お友達と遊ばせたり、パパが居ない分頑張っています。それと子どもたちがストレスをあまり感じないよう、それぞれに甘えさせてあげる時間も作り『家族で乗り越える』というようなイメージで過ごしています。私自身、子どもたちに我慢させすぎかな?ちゃんと構ってあげられたかな?と自問自答を繰り返す日々ですが、年末年始のお休みを目標に今は頑張っています」とママさん。
「家族で乗り越える」という思いで頑張るママさんは素敵ですね。次にパパさんが帰宅する日が待ち遠しいことでしょう。