ブロッコリーの茎を植えてみた結果…再生の様子に「すごい。194日の成長」「農家さんマジ感謝」「素敵な動画」

ブロッコリーの茎を植えてみた結果…再生の様子に「すごい。194日の成長」「農家さんマジ感謝」「素敵な動画」

普段は何気なく捨ててしまう方も多いブロッコリーの茎。その茎を土に植え、再びブロッコリーを栽培する様子がYouTubeで紹介されると「すごい。194日の成長」「この手間とスーパーで売られてる値段を考えると農家さんマジ感謝」「素敵な動画」などのコメントが寄せられ話題になっています。

今回はこの動画の投稿者である、のりんご(@noringo)さんに話を聞きました。

ブロッコリーを栽培

投稿された動画には、普段は捨ててしまうであろうブロッコリーの茎を土に植え、そこから再びブロッコリーを栽培する過程がまとめられていました。
植えてから実に約半年という長い期間、手入れを怠らずにしっかりと育て上げた手腕には感服します。

茎の部分で…(@noringoさんより提供)

ブロッコリーの再生ともいえる栽培をしようとしたきっかけは「ブロッコリーの切り口を水に浸けておいたら脇芽が出るのかな」というシンプルな疑問からでした。実際は脇芽ではなく、水に浸けていた切り口から根や葉っぱが出てきたため、驚いたといいます。

そんなのりんごさんのYouTubeチャンネルには、他の野菜や果物の再生栽培に挑戦している動画がいくつも上げられています。
10年ほど前、庭でミニトマトを育てたのが家庭菜園に触れるきっかけだったそう。また、YouTubeへの投稿は、記録として残しておきたいという思いがあったからだと教えてくれました。

しっかりと植えると…(@noringoさんより提供)

ミニトマトがきっかけで…

ミニトマトを口火に、毎年いろいろな野菜を育てていく上で「玉ねぎから葉っぱが出るなら、そのまま育てたら玉ねぎになるのか?」「キャベツも葉っぱが出るなら最後は結球するのか?」「玄米が発芽するならお米は出来るのか?」というシンプルな疑問から、いろいろな企画を思いついたとのこと。

手入れも怠らず…(@noringoさんより提供)

基本的に企画を始める決め手は自分自身の興味で、これらの企画、撮影、編集をすべて1人で行っているといいます。
自分の疑問を大切にしながら興味のあるテーマに挑戦することで、視聴者も一緒に新しい発見を楽しめるような動画作りがされているようです。

苦労もたくさん…

しかし、動画内で順調に見える再生栽培も、ときには壁にぶち当たることもあります。
のりんごさんが先駆者として行っているからか、自身が分からないことがあったときに、明確な解決策が見つからず困ったこともあったのだとか。

ここまで成長!(@noringoさんより提供)

そして作物とは切って離せない関係の天候、害虫、そして病気という問題にも悩まされたことがあるといいます。
「とくに天候ばかりはどうすることもできないので、豪雨や暴風に見舞われると大変でした」と話してくれました。

動画に寄せられた多くの反響を受けて、のりんごさんは「動画を見てやってみたいというコメントを多くいただいたので、私の動画を通して、植物を育てることに関心を持ってもらえたことが嬉しかったです」と話し、海外の方にも多く見てもらえて驚いたといいます。

そして約半年後には…(@noringoさんより提供)

そして今後は「視聴者のみなさまがやってみたいと思えるような栽培を投稿していきたいと思っております」と話してくれました。

自身の興味を原動力に、次々と新しい栽培に挑戦するのりんごさん。
これからも、自然の中で生まれるちょっとした驚きを見つけ、共有していくことで、再生栽培の魅力をさらに広げていくことでしょう。

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