幼い子どもと猫ちゃんが一緒になって遊ぶ姿に、心が癒やされる方も多いのではないでしょうか。今Instagramでは、子どものたちの輪に溶け込んだ猫ちゃんが“おめかし”する様子が話題となっています。
こそひつサン（@kosohitusan）さんが、子どもたちと猫ちゃんの仲良しぶりが伝わる動画を投稿すると「付き合ってあげてる感が面白かわいい（笑）」「昭和のアイドル感」「お子様たちのセンスが凄い」などのコメントが続出しています。投稿の裏側について@kosohitusanさんに話を聞きました。
「みんな楽しそうだニャン」キョトンとする猫ちゃん
@kosohitusanさんが投稿した動画には、子どもたちの輪の中に座る一匹の猫ちゃんの姿がありました。名前は“サンタくん”という14歳の男の子です。
なんと折り紙で作ったアクセサリーや、きらびやかなネックレスでおめかししているサンタくん。子どもたちがおしゃれにしてくれたようです…！
そんな様子を目にした@kosohitusanさんは、思わず笑みがこぼれ、動画からは和やかな笑い声と「かわいい」という声が聞こえてきました。
子どもたちの遊びの輪に、すっかり溶け込んでいる様子のサンタくん。@kosohitusanさんはこの状況に気がついたとき、まずはサンタくんのお顔を見て「嫌じゃないかな」と確認したそう。
「嫌がってはいない様子から、子どもたちとサンタくんの姿を微笑ましく眺めさせていただきました」と振り返ります。
キョトンとした表情でたたずむサンタくん。このときのサンタくんの心境についてうかがうと「ボクは何されてるニャン！？みんな楽しそうだニャン！という感じかと、飼い主目線では思います」と教えてくれました。@kosohitusanさんにとって、忙しい中に心に癒しをもらった瞬間だったといいます。
サンタくんと子どもたちは、普段からとっても仲良し。このほかにも、サンタくんが患者さんになってお医者さんごっこをしたり、サンタくんを手作りの段ボール列車に乗せて電車ごっこをしたりする事もあるそうです。
「遊び以外では、いつもみんながサンタくんのそばに寄り添い、代わるがわるなでなでしています」と、みんなの仲良しぶりを話してくれました。
14年ほど前に保護されたサンタくん
サンタくんが生まれたのは、14年前の10月末頃でした。
「生後10日くらいの頃に、夫の知人の方の犬の散歩中にサンタくんが着いていき、周りを探しても兄弟や母猫は見つからず、そのまま夫の知人の方が保護してくださいました」
それから約2ヶ月後の12月、サンタくんは@kosohitusanさん家族の一員となります。すくすくと成長し、現在14歳を迎えたサンタくん。普段は穏やかで温厚な性格をしているといいます。
@kosohitusanさんは「私たちの行動パターンをよく理解しているからか、いつもと違う行動をすると心配する素振りが見られます。子どもたちに注意したりしていると、注意された後の子どもたちをフォローするなど、人間の本当のお兄さんの様な姿が見られます」と、思いやりにあふれたサンタくんの一面を教えてくれました。
お迎えした頃は子猫だったサンタくん。子猫時代はとってもワンパクだったようで「カーテンによじ登ったり、ソファーから私に飛びかかってきたり、人間のおやつをいない間に漁って食べていたりと、ヤンチャな姿もありました」と振り返ります。
そんなサンタくんは、年齢を重ねるごとに落ち着いた猫ちゃんへと育っていきました。
「4きょうだいをお世話しているうちにか、立派な落ち着いた猫ちゃんに成長していきました」と話す@kosohitusanさん。
その一方で、現在でもかわいらしい子猫時代を思い出すような、ヤンチャな姿を見せてくれることもあるのだとか。
今年の10月末で15歳になるサンタくん。
「これからはどんどん活動時間が今よりも短くなり、静かな環境も必要だと考えています」と、今後について考えているといいます。
続けて「サンタくんが寝ている間はなるべく静かにしてほしい事と、寄り添ってきたり遊んで！と言ったときには沢山遊んでねと、子どもたちに言っております。サンタくんが長生きできるような環境を、子どもたちと話し合いながら、模索しながら過ごしている今現在です」と、今後についても詳しく話してくれました。
これからも、優しい子どもたちと穏やかなサンタくんの、仲睦まじい姿が楽しみですね。