日常生活の中で、自分のことは後回しにして、ついつい頑張ってしまうこともあるのではないでしょうか。そんなとき、小さいことだとしても誰かに助けてもらえたらどんなに救われることでしょう。
今回紹介するのは「出産後の旦那さんの素敵な対応」に関するエピソードです。
イラスト:チッチ
産後の生理が重くなり…
マホ(仮名)さんの産後、はじめて生理が来たときの話です。
マホさんの生理は出産前は比較的軽いほうで、生理痛もなく、お手洗いに行く回数が増えるくらいで普段と変わりなく動けていました。しかし産後、2日目の経血量が出産前の5倍くらいに増え、多い日用のナプキンが1時間であふれて生理痛と貧血で動けない状態に。
それでも赤ちゃんの世話があるため、寝ているわけにもいかず…。1日無理して動いていましたが、夕方にはもうヘロヘロで、どうしても晩御飯を作ることができませんでした。
そこで、旦那さんに「ごめん晩御飯買って来て」とLINEを入れたマホさん。すると、定時で仕事を終えダッシュでお弁当を買って帰ってきたのです。そして、赤ちゃんの世話と家事を全部やってくれて、翌日も「有給とろうか」と言ってくれたそう。
代わりはいるから頼ってよ!
マホさんにそのときの話を聞きました。
ーそのとき、印象に残った旦那さんの言葉はありましたか?あった場合、どんな言葉をかけられたのか教えてください。
経血量が多いの日に、無理して子どもの世話をしていたのがバレて叱られました。その日は、夫に大事な会議があったので「体がキツイ」と言えなかったのです。それでも夫には「生理でつらいのは代わってあげられないけれど、他のことは大抵代われるんだし、仕事も僕の代わりはいるから、そういうときは頼ってよ」と言われました。
ー旦那さんの行動に対してどう思われましたか?
今までも基本的に優しい人だと感じていたのですが、ここまでとは思っていませんでした。母親になると「生理でも頑張らなきゃ」という思いが強くなってしまうのですが、そんなに無理しなくていいんだと改めて思えました。
細かく聞いてくれるのがありがたい
ーこのエピソードの後、旦那さんの行動で変わったことはありましたか?
生理1日目は軽いままなので、生理になると「明日有給とろうか?」と聞いてくれます。そして重い日は私が家事しなくていいように、ご飯買って帰ってきたり家事して出かけてくれたりします。
ー生理についてやご自身の生理痛の重さについて、旦那さんに相談したことはありますか?そのときのことについて具体的に教えてください。
産後生理が重くなったり、経血量が極端に偏ったりしていることは夫にも随時話しています。もともと夫には女きょうだいがいて、生理が重いらしく、その辺の事情についてはかなり理解があります。そのため、私がどうしてほしいか、どんなサポートが必要かを細かく聞いてくれるのでありがたいです。
マホさんは、どんなサポートをしてほしいかを細かく聞いてくれたのがありがたかったといいます。産後はどうしても頑張ってしまうものですが、頼れるときには頼って自分の体を第一に考えたいものですね。
※こちらは実際にユーザーから募集したエピソードをもとに記事化しています。