やむを得ない理由で、楽しみにしていた予定をキャンセルしてしまった経験がある人もいますよね。例えばそれがデートだったとき、パートナーの気遣いで心が軽くなることもあるようです。
今回紹介するのは「デートをキャンセルしたときのパートナーの素敵な対応」にまつわるエピソードです。
イラスト:23ca
泣く泣くデートをキャンセル…
ミホ(仮名)さんと旦那さんが、結婚前、付き合って間もない恋人同士だったときの話です。
デートの約束をしていた日、生理がきてしまいミホさんは泣く泣くデートをキャンセルしました。彼(当時)に生理痛があることを伝えると「動ける?」「食べるものはある?」と返信が。「動けるし、食べるものはないけどなんとかなる」と返して寝ることに…。
すると、彼(当時)が片道1時間の距離をかけてミホさんの家にきてくれました。温かい飲み物などを買ってきてくれて、ミホさんに食欲があることを確認してからご飯を作ってくれたのです。生理中でも食べやすい食材を調べて、メニューを考えてくれた彼。
ミホさんは自分のことを思って一生懸命調べてくれたことが嬉しく、とてもありがたかったとのことです。
わざわざ調べてくれていたことに感謝
ーそのとき、印象に残った彼氏の言葉はありましたか?あった場合、どんな言葉をかけられたのか教えてください。
「調べたら、生理のときこの食材がいいんだって!初めて知ったけど、ミホがどっちも好きなものだから、よかったーと思って!」という言葉。わざわざ調べてくれたことや、私が好きなものを選んでくれたことが嬉しかったです。
ーそのときの彼氏の行動に対してどう思われましたか?
結婚を見据えて交際をしていましたが、生理の辛さを隠さずに伝えられること、それをちゃんと受け止めてくれること、心配して寄り添い、私のために行動してくれることを知って、ますます彼となら結婚してもうまくやっていけるはず、と思い安心しました。
結婚後も変わりなく…
ーこのエピソードの後、旦那さんに対して変わったことはありましたか?
結婚して3年経ちますが、今でも生理がくると家事をすべてやってくれたり、ナプキンを買ってきてくれたりするので、いい意味で当時と変わりません。
ー生理についてやご自身の生理痛の重さについて、旦那さんに相談したことはありますか?そのときのことについて具体的に教えてください。
PMSによってつらく当たってしまうことがあり、夫を戸惑わせたことがあったため「生理の前は、どうしようもなく悲しくなったり怒りやすくなったりすることがある。あなたに怒ってるわけじゃなくて、そういうものだから、申し訳ないけどわかって欲しい。私もそういう気持ちになってるときは隠さずに言うようにする」と伝えてみました。
すると「突然怒られると、驚いて悲しくなってしまうかもしれないから、事前に教えてもらえたら心構えができて助かる」と言ってくれました。 また、先日女性の生理痛についてかなりオープンに特集した番組がありましたが、夫の方から「一緒に見たい。ちゃんと理解したい」と言ってくれました。
ミホさんは、泣く泣くデートをキャンセルしましたが、それが逆に彼(旦那さん)の優しさを知るきっかけになりました。付き合っているときにその優しさを知ることができたので、より安心して結婚に踏み切れたのでしょう。
※こちらは実際にユーザーから募集したエピソードをもとに記事化しています。