幼稚園や高校など、お弁当が必要な時期があります。毎朝お子さんのお弁当を作っているという人もいるのではないでしょうか。YouTubeチャンネル「父と子つなぐおべんとう」(@chichitoko-bento)では、3人の息子さんを育てるシングルファザーによるお弁当を公開しています。
今回公開されたのは「最後のお弁当作り」です。こちらの動画を見た人たちからは「6年間お疲れ様でした」「思わず泣いちゃいました」「尊敬します」などのコメントが寄せられました。
息子さんたちのお弁当作りやSNSでの投稿について、@chichitoko-bentoさんに話を聞きました。
6年間のお弁当作り
息子さんたちの大好物を詰めたという最後の日のお弁当。
彩り豊かなとても美味しそうなお弁当ですね。鶏のから揚げや焼き鮭などのおかずは、息子さんたちが大好きなものなのだそうです。
ーYoutubeにお弁当作りの様子を投稿しようと思われたきっかけについて教えてください。
仕事で日々追われるなか、子どもとの関係が希薄になってきたことに気がつきました。このままでは「みんなの成長を見逃してしまう!」と思いビデオ日記のように動画を残すこととしました。
ー6年間続けてきたお弁当作りを振り返るとどのような気持ちですか?
子どもに対する感謝しかありません。お弁当だけでなくわたしの拙い料理を文句も言わずに食べ続けてくれた子どもたちに「ありがとう」と言いたいです。
ーお弁当作りをしていた6年間、大変だったことについて教えてください。
やはり早起きし続けなければならないことです。お弁当を作るって肉体的だけじゃなくて、精神的に疲れることもかなり大きいと思います。
明日も作らなきゃ、明後日も…と割とメンタル削られます。
全国のお弁当作ってもらっている人〜感謝して食べてよ〜(笑)。
初めはなかなかうまくいかなかったというお弁当。冷凍食品ばかりに頼ることもあったそうです。
ーお弁当を作り始めてから料理はどれくらい上達することができましたか?
残念ながらあまり探究心のない性格なので「こうしたら美味しくなる」とか「もっとこうしよう」とかが少ないため、いまだに失敗だらけです(笑)。
動画では「本当に感謝だわ。だってあんな弁当よく食べてくれたなあと思って。何も文句を言わずに」と、6年間のお弁当を食べてくれたことに対して、息子さんたちへ感謝の言葉を贈りました。
ー息子さんたちの感謝の言葉に対してどのように思われましたか?
普段めったに感謝を表さないため、たまにしてくれる感謝にはとても胸が熱くなります。ただむしろ、こちらの方が「感謝だよ!」と伝えたいです!
ー投稿には日ごろからお弁当を作っている方から多くのコメントが寄せられていましたがどのように思いますか?
正直ビックリしました!動画内ではお弁当を作ることの悩みだけでなく、子育てや家事、家族についての思いも綴っております。そこに共感してくださる人がいることで「私だけ悩んでいたんじゃないんだ!」と勇気をいただきました。
ー今後はYoutubeでどのような動画を投稿していきたいですか?
今と変わらず我が家のほっこりとした家族の様子をお届けしたい一方、子どもたちが成長していくことで家族の距離感、時間、関係性の変化もみていただきたいです。
毎朝のお弁当作りは大変だったことでしょう。それでも息子さんたちのためを思って作り続けたお父さん、そして感謝の気持ちをもった息子さんたち。とても素敵な関係ですね。