小さなお子さんを連れての外食は、食事中にお子さんが騒いでしまい、途中で帰る羽目になった経験など、苦労されている方も多いのではないでしょうか。今日は「子ども連れに優しいお店」のエピソードです。
騒いでしまう息子に…
リカ(仮名)さんが旦那さんと1歳の息子のケンタ(仮名)くんを連れてお好み焼き屋さんへ行ったときのことです。
ケンタくんは後ろの席に座ったカップルが気になり、女性をじっと見つめたり、大声を出したりしていました。リカさんは迷惑をかけてしまっていると焦り、女性に「何度も見つめてしまったり、大声を出したりしてすみません」と謝りました。
けれど、相手の女性は「いえいえ、とんでもないです!私子ども好きだから気にならないし、可愛すぎて癒しです!」と言ってくださったのです。そのあとも、ケンタくんのお世話などでリカさんたち家族は食事が終わるまで時間がかかってしまいました。
しかし、店員さんも嫌な顔をせず「元気いっぱいだね!」「飽きちゃったかな?」などと声をかけてあやしてくれて、おもちゃまでくれたのです。おかげでケンタくんもご機嫌になり、楽しく食事をすることができました。会計のときにはお見送りとともに「癒されたいのでまた皆さんで来てくださいね!いつでもお待ちしています!」と、温かい言葉までかけてくれたのです。
外食ならではの大変さ
そのときのお話をリカさんに聞いてみました。
ー助けてもらったとき、相手に対してどう思いましたか?また、なんと伝えましたか?
とても嬉しかったです。また会うことがあったらもう一度お礼を言いたいです。カップルの女性の方には帰り際に「優しいお言葉ありがとうございました。おかげで楽しく食事ができました」とお礼を言いました。
お店の方々には「皆さんのおかげで息子も機嫌よく、お腹いっぱいになるまでゆっくり食事をすることができました。絶対にまた来させていただきます!」と声をかけたあと、ホームページからお店にお礼の連絡をしました。
ー子育てならではの大変さを感じることを教えてください。
外食のときは息子が飽きたり眠くなったりして大泣きするので、おしゃぶりを持ち歩いています。それでも自分でおしゃぶりを取って、大声で叫ぶこともあって…。周りの方が驚いたり不快に思ったりしていないか、とても不安になります。他にもメニューや呼び出しボタンなど近くにあるものを取ろうとするので、すべて遠ざけていますが手が届いてしまって慌てることもあります。
好意的に見てくれる人もいる
ーこの体験を通して、何か意識していることや気持ちの変化などはありましたか?
私の考えすぎなところもありますが、思っていたよりも世の中優しい人もたくさんいるんだなと改めて気づきました。そして自分が逆の立場になったとき、相手のお母さんやお父さんの力になれたらと思います。「迷惑じゃないよ!元気が一番」といった声をかけてあげたいです。
ー子どもと一緒にいて困ったとき、周りにどういった対応をしてもらえると嬉しいと思いますか?
声をかけてくださると嬉しいです。初めてのことで苦戦しているときなどは、アドバイスを貰えたらありがたいなと思います。できれば、見えるところで嫌な顔をするのはやめて欲しいです。
ーこの経験を通して、同じような状況で悩む方にどのようなことを伝えたいですか?
子育てを経験した方は優しく接してくれると思います。困ったときは周りに助けを求めたり、一人で頑張りすぎない、考えすぎないでほどほどにやっていくのがいいと思います。きっと手を差し伸べてくれる方もいるので。そして今回のように行きやすいお店が見つかるといいなと思います。
周りのみなさんの優しさにほっこりしたお話でしたね。
※こちらは実際にユーザーから募集したエピソードをもとに記事化しています。