子どもが塾を嫌がったり、勉強がなかなかはかどらなかったりといった悩みを抱える親御さんは多いのではないでしょうか。子どもが率先して「勉強したい」と思えるような環境づくりに試行錯誤している家庭もあると思います。
今回は子どもの学習意欲をかき立てるため、家庭で独自の取り組みをしているメグミ(仮名)さんに話を聞きました。メグミさんは9歳の長男、7歳の次男の子どもをもつお母さんです。
お母さんのオリジナルくじ引き
ーご家庭で実施している取り組みについて教えてください。
塾に行ったら1回、自主勉強をしたら1回、母親お手製のくじ引きをします。くじ引きの景品は、消しゴムや鉛筆等の学用品もありますし、100円ショップのおもちゃ、ちょっと豪華なおもちゃ(1000円くらいまで)、カプセルトイ、お子様セットのおまけなど、平均1個100円以下になるように揃えています。
ーその取り組みをしようと思ったきっかけ、理由について教えてください
習い事に行くのもダラダラして行きたくないといったり、なかなかスイッチが入らず声掛けをしてもうまく行かない日々があったりしました。そんななか、夏祭りでくじ引きをしたときに、景品の良し悪しにかかわらず、くじを引いて景品を貰えたことにテンションが上がっている子どもたちをみました。
その姿を見て家でもくじ引きをやってみたら、やる気スイッチが入ってくれるんじゃないかと思いつき、くじ引き制度を始めてみることにしました。
ー取り組みを継続するうえでの苦労はありましたか?
かれこれ半年くらいこの制度を取り入れていますが、いつまで続ければよいか現在進行形で悩んでいます。
見事、やる気スイッチがオンに
ーその取り組みを続けるなかで、家族のなかでどういった変化がありましたか?
くじ引きという明確なご褒美ができたので、やる気スイッチもすんなり入ることが多くなりました。親も、宿題をしなさいとガミガミ言わないといけないストレスが大幅に軽減。以前は行く前から嫌がっていた習い事も、帰宅後のくじ引きを楽しみに機嫌よく帰ってきます。
また、ちょっとしたおもちゃもすべて景品になるので、意味なく買い与えることもなくなりました。
ーその取り組みを続けるなかで、お子さんからはどういった声があがりましたか?
景品が無くなって一時休止にすると、まだかまだかの催促があるくらいに楽しんでいます。
子どもたちの勉強意欲をかき立てるため、くじ引きを使ったアイデアは見事に子どもたちにヒットしたようです。ただのご褒美ではなく「何が当たるかな」とワクワクする仕組みのおかげでますます勉強も頑張れそうですよね。
※こちらは実際にユーザーから募集したエピソードをもとに記事化しています。