レストランでパパがタバコ休憩へ 4歳「トイレいきたい」母「このタイミングで…」 妹と弟も連れて席を立つと…スタッフの対応に「本当に神…?」

レストランでパパがタバコ休憩へ 4歳「トイレいきたい」母「このタイミングで…」 妹と弟も連れて席を立つと…スタッフの対応に「本当に神…?」
『子ども3人を連れているときに助けてもらったこと①』イラスト:チッチ

たくさんの子どもを連れていると、どうしても手が足りないという場面があります。そんなときに、周りの人の手があると助かりますね。

今回紹介するのは「子ども3人を連れているときに助けてもらったこと」についてのエピソードです。

イラスト:チッチ

バイキング会場で3人の子どもを1人で見ることに…

アイコ(仮名)さんが、4歳、2歳、0歳の子どもを連れて家族旅行に行ったときのことです。

アイコさんたちは、ホテルの夕食会場でバイキングを楽しんでいました。みんなが食べ終えようとしていたとき、パパが「大体食べたね?じゃあ俺ちょっとタバコ行ってくるわ!」とアイコさんの返事を待たずしてタバコ休憩に行ってしまいました。

アイコさんは「ちょっと待って!大人1人にしないで」と叫びたくなりましたが、そうもいきません。せっかくの旅行中なので、喧嘩をしたくないと思ったアイコさんは、穏やかに待っていようと思いました。しかし、そんなアイコさんの思いも届かず、パパはなかなか戻ってきません。

次第に「どこまでタバコ吸いに行ったのか」とイライラし始めたアイコさん。そんなとき、4歳の長男から「ママ、トイレに行きたい」と言われてしまいました。「このタイミングで…」と思ったアイコさんでしたが、待たせるわけにもいきません。

しかし、0歳の次男をおんぶし、眠たそうにしている2歳の長女を抱っこしてでは、連れて行くことが難しい状況。パパが戻ってくる気配もなく、仕方ないと腹をくくり、子ども3人を連れてトイレに向かおうとしたアイコさん。

すると、バイキング会場のスタッフが「お母さんそれは無理あるわ、お嬢ちゃん抱っこしてますよ」と声をかけてくれたのです。

3人を連れてトイレに行こうとしていたアイコさんは「神?」と思うほど驚きました。しかし同時に、眠たそうにしている2歳児を抱っこしてもらって大丈夫かと心配になりました。泣いて迷惑をかけるかもしれないと思ったからです。

そうはいっても、長男をこれ以上待たせるわけにはいかず、藁にも縋る思いで長女をスタッフに託すことに。

0歳の次男を抱き、4歳の長男を連れて急いでトイレに向かったアイコさん。長女が泣いていたらと心配しながら急いで長男のトイレを済ませ、バイキング会場へ戻りました。

バイキング会場へ戻ると、スタッフに抱っこされ、他のお客さんにも愛想よく手を振る長女の姿が見えました。「よかった。助かった」とホッとしたアイコさん。

3人②
3人②

機嫌のよさそうな長女を見て、アイコさんも気持ちが楽になりました。そして、お世話になったスタッフさんにお礼を言っていたところ「何してんの?」というパパの声が。

アイコさんは、3人の子どもを連れて外出しているときに、わずかな時間でもワンオペになってしまう大変さを改めて感じたといいます。

ホテルのスタッフの対応に感謝し、また利用したいと思ったそうです。

手が足りないときには

このときの出来事について、アイコさんに話を聞きました。

ー助けてもらったとき、スタッフに対してどう思いましたか?また、なんと伝えましたか?
神…?本当に神…?と思いました。しかし、ホテルのスタッフさんとはいえ、眠たそうにしている2歳の女児を、知らないおじさんに抱っこしてもらうことに申し訳なさと不安もありました。それと同時に、急いでトイレに行きたい長男の表情を見て、お願いすることにしました。「いいんですか?本当にいいんですか?すごい重いですし泣くかもしれないですし…」とあたふた言ってしまいましたが「お母さん急いであげて!」と長男のトイレを優先してくださいました。

ー3人の子育てならではの大変さを感じることを教えてください。 
3児ワンオペは物理的に手が足りない場面が多いです。背中に1人おんぶはデフォルト。眠くなってくるともう1人を抱っこ。でも2人がママにおんぶ抱っこされているともう1人も絶対抱っこされたい気持ちになる。4歳17kg、2歳11kg、0歳8kg…。服などの持ち物も入れると40kg近くなりますが、持たないわけにいかないんです。だからできるだけパパには協力してほしい!勝手に突然タバコに行くとか言語道断なんですよ。

この後、アイコさんは、パパに3児連れ外出中の勝手な行動を控えるよう強く言って聞かせたということです。また、この話を義両親に笑い話として話したところ、パパは怒られてしまったそうです。

ー子どもと一緒にいて困ったとき、周りにどういった対応をしてもらえると嬉しいと思いますか?
特に何もしてもらいたいとは思いませんが、子どもに寛容な社会であってほしいです。

ーこの経験を通して、同じような状況で悩む方にどのようなことを伝えたいですか?
あのとき、ベビーカーという便利な道具を持っていれば…と悔やんでいます(笑)。 物理的に手が足りないときはもうどうしようもないので、素直に自分から周りの人に助けてアピールをした方が無難でしょう。子どもの安全のためにも!

子どもを連れての外出は、大変な場面も多くあります。どうしても1人では難しいというときは、周りに助けを求めることも大切ですね。

※こちらは実際にユーザーから募集したエピソードをもとに記事化しています。

この記事の写真一覧はこちら