昭和〜平成〜令和と3世代に受け継がれた花嫁衣装 世代を跨いだ記念写真に「素敵な話」「お着物も幸せだ」の声

昭和〜平成〜令和と3世代に受け継がれた花嫁衣装 世代を跨いだ記念写真に「素敵な話」「お着物も幸せだ」の声
※画像はイメージになります

花嫁衣裳は、一生の思い出になる大切なもの。それは自分にとってはもちろんのこと、家族にとっても大切なものとなるでしょう。

石川 啓江(@hiroe.ishi.129)さんが、3世代に渡り受け継がれてきた花嫁衣裳についてInstagram上に投稿すると「とても素敵」「素晴らしい」などのコメントが寄せられ話題になっています。

受け継がれた花嫁衣裳は、57年前に石川さんのお母さんが着て、32年前に石川さん自身が着たそうです。
そして今年は石川さんの次男さんのお嫁さんが着たとのこと。どの時代でも美しく輝いています。

花嫁衣裳
花嫁衣裳

受け継がれた花嫁衣裳

こちらの投稿について、石川さんに話を聞きました。

ー花嫁衣装を石川さんと次男さんの奥様が着ることになったきっかけについて教えてください。
きっかけは、お嫁ちゃんが「前撮りでは和装で撮影したい」と話していたことです。
私も着たおばあちゃんの花嫁衣裳があることを伝えると、後日「写真を見たい」と連絡がありました。
そして「華やかですね!ぜひお借りしたいです」と言ってくれました。6月の挙式はドレスであげる予定なので、前撮りで着てくれることになりました。

ー石川さんの花嫁衣装の撮影時、お母さまと同じ日本髪にしていましたがどういった経緯があったのでしょうか?
披露宴はホテルでしたが、挙式は神前式で白無垢角隠しでした。
お色直しでこの花嫁衣装を着て日本髪はカツラでした。そのときは、何の疑問もなく日本髪でした。
今回はお嫁ちゃんがショートヘアの可愛い髪型だったので「日本髪じゃないのね」と意外なくらいでした。今どきでいいですよね。

ーお母さまと石川さんはそれぞれ自分の花嫁衣装を着てもらえてどのような気持ちでしたか?
母は、祖母が用意してくれたこの花嫁衣装をそれは大切に思っていました。
私の結婚式にはまだ祖母も健在でしたので、花嫁衣装を着た姿を見せてあげられて嬉しかったようです。
私は娘がおりませんので、まさかお嫁ちゃんが着たいと言ってくれるとは思いもせず、とても嬉しかったです。前撮りの日も「よかったらおばあちゃんと一緒に写真撮りに来ませんか?」と誘ってくれて、母も泣いて喜んでいました。

ー石川さんはお母さまから受け継がれた花嫁衣装を着てどのような気持ちでしたか?
母の花嫁衣装は、大好きな祖母の思いもこもった素敵なものだったので、人生の晴れ舞台に着られてとても幸せな気持ちでした。

ー次男さんの奥様はどういったお気持ちだったのでしょうか?
次男のお嫁ちゃんは「お義母さんの花嫁衣裳を着たいと思ったのは受け継がれてきたものや歴史、そのお着物自体のストーリーに魅力を感じたからです。レンタルの物は今っぽい柄やお洒落な柄も多いとは思いますが、それよりも受け継がれてきたストーリーのあるものを着たいと思いました。前撮りを自分だけで完結せず、お義母さんやおばあちゃんなど周りが喜んでくれることの方が大切だと思ったからです。やはり結婚は家族と家族が繋がることだと思うので。あとは単純に、花嫁衣裳がとっても素敵な物で柄も色も自分が着たいと思ったのでお借りしました」と話していました。

ー投稿の写真を見て着物の色がまったく褪せていないと感じました。着物はどのように保存されていたのでしょうか?
花嫁衣装なので何十年に1回の出番しかないですが、 特に毎年手入れをしているわけではないそうです。実家の桐のたんすにしまってありました。

ー投稿では「皆素敵」「いいな」という声が多く寄せられていますが、どのように思われましたか?
3人の同じアングルで同じ姿勢の写真があったので、何気なく投稿したのですが、こんなに反響があるとは夢にも思わず、ただただびっくりしています。でも、この花嫁衣装を皆さんが綺麗と言ってくれて、お嫁ちゃんまでが受け継いで着てくれたことを素晴らしいことだと言ってくれて、本当に嬉しいです。

ー今後、この花嫁衣装はどなたかに受け継がれる予定はありますか?
今のところ1人いる孫も男の子なので受け継ぐ予定はないですが、いつかまた出番がくるまで、大切にしまっておきます。

大切にされてきた花嫁衣裳が受け継がれていくのはとても素敵ですね。石川さんも石川さんのお母さんもとても嬉しかったことでしょう。

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