親1人で育児をしようと思うと、大変なことがたくさんあります。そんなときに、家族のサポートがあるとありがたいですよね。
今回紹介するのは「夫の育児へのサポート」についてのエピソードです。
イラスト:23ca
夫の育児
新生児の娘を育てているハナ(仮名)さんは、なかなか寝てくれない娘のお世話で睡眠不足の毎日。夜中も3時間おきに授乳をして、産後の生活リズムや体調変化、メンタルのコントロールと不安定な生活を送っていました。
夫は育児にとても真剣に向き合ってくれて子どもをたくさん可愛がってくれます。もちろん授乳はできませんが、夜中の授乳でハナさんが起きると「代わってあげられないから」と、背中を向けハナさんのために背もたれを作ってくれていました。ハナさんは、身体を預けられる場所があったおかげで心も落ち着き安心して授乳ができたといいます。
その後、授乳からミルクに移行していったときには嬉しそうに、そして率先して、ミルクを作ってあげてくれていた夫。ハナさんも身体を休めるようになり、メンタルも安定していきました。
ハナさんの夫はハナさんと子どもをどちらも大切に思って行動してくれています。ハナさんは、それを感じるたびにほっこりした温かい気持ちになるそうです。
感謝の言葉を伝えながら
このときの様子について、ハナさんに話を聞きました。
ー助けてもらったとき、旦那さんに対してどう思いましたか?また、なんと伝えましたか?
夫の行動を見て「こんなこともできるんだ!」と感動しました。また純粋にありがたいと思いました。心も身体も寄り添ってくれたことで疲労も半減したと思います。その場ではありがとう程度の言葉をかけて終わっていましたが、日を改めて夫がいること、やってくれていることへの感謝を伝えました。
ー旦那さんとはその後どのような会話をしていますか?
その後もやってくれたことに関しては、きちんと言葉で感謝を伝えるようにしています。
ーこの体験を通して、何か意識していることや気持ちの変化などはありましたか?
どんなに小さなことや当たり前に変わったことでも、やってくれたことに対して感謝の言葉を伝えるよう意識しています。
ーこのような経験と同様、子育てをしていて大変なときはどんなときですか?
自分のタイミングで動くことができないことです。独身時代や結婚して2人だけのときは、自由に外出や旅行、仕事に行けていたなと今なら思います。ちょっとコンビニに行きたいときも、子どもの次のミルクのタイミングや眠くなりそうなタイミングを計算し、逆算しながら行動しないといけなくなったのは少し大変で頭を使うなと思います。また、離れたら泣かれることもあるので、家事がなかなかスムーズにいかないことが多く、やりたいことの半分もできないことがほとんどです。そのようなときは、一緒に困っていることを共有して解決する策を考えてくれたら嬉しいです。
ーこの経験を通して、同じような状況で悩む方にどのようなことを伝えたいですか?
今回私はたまたま夫が理解ある人で協力してくれる人でしたが、育児の協力度は人によって全然違うと思っています。協力してくれない…と落ち込む前に、しっかり話し合うこととしてくれたことに対しては、例え自分が望んだゴールまでしてもらえなくても感謝の言葉を伝えることが大切だということを伝えたいです。
一緒に暮らしていくからこそ、感謝の言葉を伝えていくというのは大切なことですね。
※こちらは実際にユーザーから募集したエピソードをもとに記事化しています。