学校や幼稚園などでは「元気よく挨拶しましょう」と言いますが、なかには恥ずかしさなどから挨拶が苦手という子もいるでしょう。
はみだしみゆき(@hamidashimiyuki)さんは、2人の息子さんのお母さんです。Instagramでは2人のお子さんの成長の様子を漫画にして投稿しています。
はみだしみゆきさんが挨拶にまつわるお話を投稿すると「声出してわらった」「成長がステキ」などのコメントが寄せられました。
挨拶ができなかったアニくん
このときの様子について、はみだしみゆきさんに話を聞きました。
毎朝アニくんが保育園に行く途中で会う交通整理のおじさん。おじさんは毎朝挨拶をしてくれるのですが、アニくんはなかなか返せません。
「恥ずかしい」と言うアニくんに、お母さんもお父さんも「強制せずに、自分からやるように促す」ことを選択し、待つことにしました。
すると、半年ほど経ったとき、アニくんが変顔をしながらも自分から挨拶することができたのです。変顔で照れ隠しをしながらも、自分から挨拶ができたアニくんに成長を感じたとのこと。
ちょっぴりシャイなアニくん
ーアニくんは普段どんな性格のお子さんですか?
元気いっぱいで体を動かしたり、友達とふざけあったりする明るい子です。誕生日のケーキのロウソクを吹き消すときなど、注目を浴びるとちょっとシャイになるときがあります。
ーおじさんが「挨拶を返さないことを気にしないで」と言っていてとても優しい方だと感じました。そのときのお気持ちを教えてください。
子どもの気持ちを思いやってくださり、とてもありがたい気持ちでした。個性を認めてくれる安心感も大きかったです。
強制せずに
ーお父さんとの会話で「強制せず、自分からやるように促す」というのも素敵だと感じました。挨拶をするようになるまで、どんな声掛けをされてきましたか?
親が挨拶をしているところを見せ「ほら、アニくんは?」の一言くらいでした。我が家には食べ物の無理強いをしないことで好き嫌いなく何でも食べられるようになったという成功体験があったので、気長に待ちました。
ー半年たってからアニくんが変顔で挨拶をしたとき、どんなお気持ちでしたか?また、おじさんの反応も詳しく教えてください。
子どもの気持ちを大事にしながら、成長を信じて待ってよかったと思いました。勇気を出して挨拶したんだと思うと、誇らしい気持ちでした。おじさんと顔を見合わせて「やりましたね!」みたいな、スポーツで得点を決めたときのような盛り上がりでした(笑)
ーお父さんには挨拶ができたことを報告されましたか?
私が嬉しくてすぐに報告しました。夫も喜びつつ「やっぱり、子どもを信じて待つのが大事なんだなぁ」としみじみしていました。
自信がついたアニくん
ーアニくんも挨拶ができて自信がついたように喜んでいましたが、その後も挨拶は続けていますか?
その後は挨拶のハードルが下がったようで、ほとんど返せるようになりました。たまに恥ずかしくなってしまうときもあるようですが、自信は持てたようです。
ーほかにも日々の育児漫画を投稿されていますが、今後はどんな漫画を投稿していきたいですか?
兄弟の関わりや成長、日々の楽しかったことを描いていきたいと思っています。
子育ては正解がないからこそ、どうしていいのか迷う場面も多いでしょう。しかし、子どもの成長する姿を見ると、心から嬉しくなりますね。