楽しいことも大変なことも、共有し合って生きていくのが夫婦。そんなふうに思っていても、現実はそうもいかないこともありますよね。
ひろ(@hiraya.house6_hiro)さんは、4人のお子さんをもつお父さん。Instagramでは、夫婦仲良しの秘訣や暮らしの様子などを公開しています。
ひろさんは「妻への過ち」についての投稿のなかで、奥さんの大変さに気づき、考え方を変えたことについて発信しました。今回は、ひろさんにこのときのこと、考え方の変化ついて話を聞きました。
妻への過ち
4人の子育ては大変なものです。奥さんは子どもたちを早く寝かせられないと悩んでいたそうです。
ー奥さんが寝かしつけに悩んでいたとき、投稿には口だけのアドバイスをしていたと記載がありますが、奥さんはどのように相談していたのでしょうか?
奥さんは「夕飯の準備を早く始めてるのに、寝かしつけの時間が遅くなっちゃうんだよねぇ…」と僕に何度か話してきたのを覚えています。
そこで、ひろさんは「もっとこうしたら?」とアドバイスをしたり「今日はまだなんだね」と評価をしたりしてしまいます。
ーアドバイスをした後の奥さんはどんな反応でしたか?
最初は反応が薄かったような気がします。正直よく覚えていません。今思うと奥さんの気持ちを見ようとしていなかったので、その段階で奥さんの気持ちに気づけなかったのだと思います。あのときは自分の考えを言っただけでした。
普段怒らない奥さんの感情が爆発
奥さんは普段怒るようなことはなく、思いやりのある優しい性格とのことですが、その後そんな奥さんの感情が爆発してしまったのです。
ー奥さんの感情が爆発してしまったのはどうしてだと思いますか?そのときの状況や、爆発した奥さんがひろさんに訴えてきたことがあれば教えてください。
奥さんにアドバイスをした僕は、その後評価をすることで、改善されるのではないかと考えました。
仕事から帰ってきた僕は「今日はまだ寝かしつけ終わってないんだね」みたいな、当たり前に奥さんもわかっているようなことを言ってしまいました。
奥さんは「そんなのわかってるよ。自分でいろいろ考えて試しても、うまくいかないから話してるんだよ?ひろくんが思いつくようなことなんかもう全部やってるよ」こんな感じで言われた気がします。
そのとき、ひろさんは「完全にやってしまった」と思ったとのこと。
気づけなかった「大変さ」
ー奥さんが爆発するまで大変さに気づけなかったとありますが、それはなぜでしょうか?
自分は仕事をやって、奥さんは家のことをやる。これが自分の当たり前でした。大変さに気づけなかったのは、自分がそれまで家事や育児を満足にやってこなかったからです。
仕事をしているパパも家事育児をしているママもお互い経験をしてみなければ、大変さはわかりません。だからやってないことをしっかりと話も聞かずに、自分の考えだけを言うのは違うなと学びました。
それから「自分が何かできないかを考えなくてはいけなかった」という思いに至ったひろさん。
ーどうして「自分に何かできることはないか」と考えることができるようになったのでしょうか?
奥さんに言われたときに、もう奥さん1人では無理なんだなぁと思いました。奥さんのために問題解決をしようとしていたのに、自分がそこに関わっていない、自分が楽な人任せのアドバイスをしていただけだと気づきました。
だからこの問題を解決するために、自分もチームに入れて解決手段を考えました。
伝えたいこと
ーこの投稿を通して、伝えたいことはありますか?
夫婦は、相手の気持ちや考えをちゃんと聞いてから、自分の気持ちや考えを伝えることが大事だと今は思っています。
自分が好きで結婚したパートナーが悩んでいたら、誰でもできる効率がどうのとかいうアドバイスじゃなくて「自分に何ができるか」を考えるのも必要だと気づきました。
それが本当の思いやりで、行動で示せば相手に気持ちは伝わるし、2人で一緒に考えて2人で一緒にやれば、育児も家事も楽しくできると思います。
今は何か問題があれば、その都度考えや気持ちを共有して夫婦で同じ方向を向いて、夫婦にとって1番良い解決方法を一緒に考えて、話し合って、夫婦円満に過ごしています。
ひろさんの投稿には「その気持ちが嬉しい」「代弁してくれてありがとう」などのコメントが寄せられていました。
お互いの大変さはなかなか相手には伝わらないものです。だからこそ、夫婦で話し合って考えることが大事なのかもしれませんね。