いつも私たちを笑わせてくれる存在のお笑い芸人たち。元々違う職業に就いていて、芸人を始めたという方も決して少なくはありません。元保育士たいこさん(Instagram:taiko.stay_tune)さんもその一人です。
なぜ保育士から芸人を目指そうと思ったのでしょうか?たいこさんに話を聞きました。
挫折続きの保育士時代
保育士時代のたいこさんは、常に園児たちから風邪をもらっては休んでいたそうです。紙工作やイラストは得意でしたが「保育のお仕事は体力がないと何も始まらないんだなぁ」と痛感し、3年で保育士を辞めてしまいました。
その後は何かが吹っ切れたたいこさん。小さい頃から憧れていたお笑いの道へ進むことに。
「保育士+芸人」のイメージで、15年以上ピンクの割烹着姿で舞台に立っています。現在は漫画家東村アキコさん発足のお笑い事務所「東村プロダクション」に所属し、お笑いライブや動画配信を中心に活動されています。
『保育士あるある』
たいこさんが保育士ネタを始めたきっかけは、所属事務所のラジオ番組「東村アキコと虹組キララの身も蓋もナイト」でのできごとでした。
ある日のラジオで、「所属芸人みんなでショート動画に力を入れよう」という話になり、たいこさんが選んだネタは『保育士あるある』でした。
舞台ではブラックなネタばかりやっていたたいこさん。ほのぼのした「保育士あるある」を発信するのはかなり勇気を出したそうです。
投稿後、たいこさんの心配とは裏腹に、たくさんのコメントがすぐに届きました。これにはたいこさんもビックリ!「現役の保育士さんや、子育て中のママさんにも笑っていただけて感激しました!」とたいこさんは当時の気持ちを語ってくれました。
『壁紙を切り替えるシリーズ』
たいこさんの投稿で人気があるのは『壁紙を切り替えるシリーズ』です。
保育士時代は全く思いつかなかったものだそう。「保育士の頃の延長のつもりで作った壁紙変更動画が、まさかこんなにたくさんの人たちに観ていただけるなんて今でも信じられないです。ありがたいですね!」とたいこさん。
壁紙を切り替えるコツは、画用紙の色にこだわること!
以前、動画を撮るため画用紙を探していたたいこさん。イメージ通りの色がなかなか見つからず、文房具屋さんをいくつもはしごしたことがあるそうです。
そしてやっと納得のいく色合いを見つけたところ、それは一枚300円もする高級画用紙でした。「これは失敗できないぞ〜」と震えながら買ったエピソードを教えてくれました。
見ている方々が寄り添ってくれた
もともとお笑いのコントのつもりで発信し始めた保育士あるある。最初の一年はネガティブなコメントも多かったそうですが、続けていくうちに、見てくださっている方々が動画に寄り添ってくれるようになったと感じたそうです。
今では「凄すぎる!」というコメントをもらうこともあり、共感の声、ツッコミのコメントなど、動画を自由に、気軽に楽しんでいただけてるようで、たいこさんはとても嬉しいとのこと。
最後に、今後発信していく保育士あるあるについてたいこさんに意気込みを語っていただきました。
「一番は『笑い』をお届けしたいところですが、同時に『懐かしさ』も伝えていけたらなぁと思います!こんな先生いたなぁとか、こんな行事もあったなぁとか。昔お世話になった保育士さんのことを思い出しながら、笑顔になってもらえたら最高ですね!」
壁紙を切り替える動画をはじめ、たいこさんの保育士あるあるはこちらのInstagramから見れます。是非一度ご覧ください!