荷物を運んでくれた4歳の息子を褒めると、なぜか落ち込んでいて… →その理由に「泣ける」「優しい」の声

荷物を運んでくれた4歳の息子を褒めると、なぜか落ち込んでいて… →その理由に「泣ける」「優しい」の声
ぼくにできること②(@kinokonoko_73さんより提供)

いつもは幼いと思っていても、子どもは急に大人びた発言や行動をすることがあります。入園や入学のタイミングだったり、兄弟ができたときだったり、子どもが急に成長するタイミングはさまざま。

きのこの子(@kinokonoko_73)さんは、4歳と1歳の男の子のお母さんです。Instagramで2人の子育ての様子を可愛らしい絵柄の漫画で公開しています。

今回は「ぼくにできること」と題した育児漫画について紹介します。漫画を読んだ人たちからは「泣ける」「優しい」などのコメントが寄せられていました。

長男くんの成長を感じた出来事

きのこの子さんの長男くんは年少さんです。まだまだ自分中心で甘えたがる年齢ですよね。そんな長男くんの成長を感じた出来事があったようです。

それは、買い物帰りのことでした。きのこの子さんは弟くんを抱っこして、荷物を抱えていました。すると、長男くんは急に「いっこもつよ」と手を差しだしたのです。

ぼくにできること③
ぼくにできること③

「重そうだから」ときのこの子さんを気遣う長男くんは、洗剤をひとつ持って車まで運んでくれました。きのこの子さんは長男くんが危なくないように歩道を歩かせながら見守っていたそうです。
「ありがとう」と声をかけるきのこの子さんに「洗剤くらいしか持てない」と長男くん。

ぼくにできること⑥
ぼくにできること⑥

どうやら、先週きのこの子さんが重そうに灯油を運んでいたのを覚えていたようです。まだ4歳なのに、大変そうなお母さんの姿を見て、何とかしてあげたいと思ったのでしょうね。もうお兄ちゃんだから、しっかりしないと…と思ったのかもしれません。

お兄ちゃんという意識の芽生え

このときの様子について、きのこの子さんに話を聞きました。

ー長男くんはいつ頃からお兄ちゃんという意識が芽生え始めていたのでしょうか?
弟が生まれてから徐々にという感じです。 それまでは自分が最優先の世界で生きていましたが、弟が生まれて世界が広がったのかなと思います。

ーご兄弟の普段の様子について教えてください。
それほど仲良くはありません(笑)じゃれているときもありますが、よくおもちゃを取り合いケンカします。

お手伝いしてくれた長男くんに…

ー「せんざいくらいしかもてない」と長男くんが言ったとき、どう思われましたか?
まだ年少さんで今まで謙遜なんてしたことはなかったので、いきなり何事かと思いました。

ー洗剤を運んでくれた後、長男くんの様子はどうでしたか?
最初は洗剤しか持てないと浮かばない様子でしたが、わたしが漫画のとおり「いいんだよ!今日は長男が洗剤を持ってくれてすごーく助かったんだよ!」と声かけしたことによって、満足したのかニコニコになってくれました。

長男くんの成長

ーこの出来事以降、長男くんは他にもお手伝いできるようになったことはありますか?
この出来事がきっかけというわけではありませんが、この頃から夜部屋のカーテンを閉めたりお皿を並べたりといったお手伝いをよくしてくれるようになったと思います。

ー自ら進んで何かをしようとしてくれる長男くんに以前と比べてどのような成長を感じますか?
ついこの間までのイヤイヤ期のワガママな様子を思い出すと、この1、2年でほかの人の助けになるようなことができるようになっただなんて、ものすごく大きな精神的成長だと思います。驚きです。

ー息子さんたちにはどのような子に育ってほしいと思いますか?
自分のことだけで完結するのではなく、人と関わりながら周りの仲間と協力しあえる優しい子たちに成長してほしいです。

今回は荷物運びを手伝ってくれた長男くん。きのこの子さんは「子どもに荷物を持たせる場合は手がふさがってしまうため、安全確保に充分注意していただきたいなと思います」とも話してくれました。
これから弟くんが大きくなると、お互いに助け合う機会も増えそうですね。安全に配慮しながらいろいろなお手伝いを経験していけば、きっと優しい長男くんなのですてきな兄弟関係が築けるでしょう。

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