もうすぐ2023年も終わり。お部屋の掃除は済んでいますか?「なかなか終わらない…」「やる気が出ない…」こんな悩みを持っている方もいますよね。
今回は、誰も予想しなかったアイディアで断捨離をはかどらせた華さん()の投稿を紹介します。思わずクスッとしてしまう投稿の背景には何があったのでしょうか。X(旧Twitter)にて、部屋掃除の秘訣について発信する華さんに話を聞きました。
不要なモノに「人事異動」を通達!?
華さんの投稿内容には『断捨離、要らないモノに対して脳内で「人事異動」を通達するとめちゃくちゃはかどるから本当にオススメ』という文章と、モノに対する人事異動が添えられていました。
不要である理由もしっかり書いてあり、断捨離する決意が固まりそうですね。
Xの投稿用に画像を作成した華さん。「実際の人事異動の通知書みたいにすればわかりやすいかなぁ」と思い作成に至ったとのこと。
「モノを自分の家で働く社員と考え、働いていない社員がいたらクビorうまく働けてない社員がいたら部署移動などといった考え」は片付け本でよく出てくる考え方だそうです。
この考え方を知らない人にも、わかりやすく伝える方法が人事異動通知書でした。
「これなら捨てるのが気が楽になるなぁ」というコメントに華さんはほっとしたとのこと。
以前までは汚部屋に住んでいた!?
実は、もともと“汚部屋”に住んでいたという華さん。
華さんは部屋の中で年金手帳を紛失し再発行したことがきっかけで、汚部屋から脱出しました。「情けなさ過ぎてさすがにもう片付けよう」と考えたようです。
汚部屋だったころには二度と戻りたくないと考えており、現在はきれいなお部屋をずっとキープしているとのこと。
「テーブルにはリモコンもティッシュも置きません。リモコンは引き出しの中、ティッシュが必要ならキッチンまで歩いて行ってそこに置いてあるティッシュを使います。何もないから、何か置いてあると『うわっ、しまおう』とすぐ気づけるのでキープしやすいです」
何もない状態に慣れてしまえば意外とキープも苦ではなくなるのかもしれません。
人事異動を発令する物の基準は?
現在はきれいな部屋をキープしている華さんに、人事異動を発令する基準について聞きました。
「(季節ものの服や冠婚葬祭に使う服以外で)3ヶ月使ってないモノがあったら人事異動か解雇するようにしています。汚部屋だったころがあまりにトラウマで、3ヶ月に一度ゴミ袋をもって『捨てるモノはないかな』と部屋をウロウロしています」
これを続けることにより『使ってない不要品を見つける視力』が徐々に、そして劇的に上がるそうです。3ヶ月に一度物を見直すことで、買い物をより吟味して後悔しない買い物ができそうですね。
また、きれいな部屋を保つ秘訣として「『整理』『収納』『片付け』、そして、『掃除』を理解し、理解したうえで『整理』をきちんと定期的に行うことでお部屋の綺麗をキープできたなと感じています」と話してくれました。
お部屋が綺麗になったことで部屋が好きになり丁寧に暮らせるという一石二鳥な生活を送っている華さん。一番よかったのは、ストレス解消のために「いるものはないけど何か買いたい」状態がなくなったことだそうです。
知識を分析する
華さんは150冊以上の片付け本を持っており、知識はある状態でした。しかし、その知識を実践しようとしてもできない状態だったそうです。
“床に物を置かなきゃいい”と本に書かれていても「それができないから困ってんの!」と悩んでいる方も多いはず。
華さんは「じゃあなんでそれが実践できないのか?」と自己分析し、その分析結果をもとに「何をすべきか」を考えた結果汚部屋を脱出できたとのことです。
汚部屋を脱出できた様子は、noteで「100万円貯めて、汚部屋から脱出してみた」と題して公開しているそうで、note大賞で優秀賞を受賞。書籍化もされたとのこと。
華さんの投稿には「めっちゃいいアイディア」「サンキュー人事部」などのコメントが寄せられていました。
今年も残りわずか。まだお掃除が終わっていない、新年までにスッキリした部屋を手に入れたい方は華さんのアイディアをぜひ取り入れてみてくださいね。