子どもたちは、学校や保育園、幼稚園などで日々頑張って過ごしています。親としては、子どもたちの頑張りを認め、応援してあげたいものですよね。
和栗ぐり(@waguri_guri)さんは、年子の子どもを育てるお母さん。Instagramで日々の出来事や子育ての悩みなどをテーマにした漫画を公開しています。
今回投稿されたのは「子どもの運動会」を題材にした漫画です。漫画には「うちもそうでした」「考え方がすばらしい」などのコメントが寄せられ話題になっています。
運動会といえば、子どもたちが走ったり応援したりと活躍の場。しかし、なかには緊張してしまう子もいます。和栗ぐりさんの娘さんのみーちゃんも、どうやら緊張してしまっている様子。
みーちゃんの運動会について、和栗ぐりさんに話を聞きました。
運動会前日の先生からの言葉
運動会前日。みーちゃんのお迎えに行った和栗ぐりさんは、先生から「運動会、立ってるだけかもしれません」と言われます。
和栗ぐりさんは、みーちゃんには悪いと思いながらも「やっぱりなぁ」と思ったそうです。みーちゃんは、いつも保育園内の活動も消極的でお友達と仲良くしているか心配なほど普段から人見知りで場所見知り。保育園の先生からも控えめな性格と言われていたようです。
運動会当日
運動会当日。和栗ぐりさんは、みーちゃんに「頑張ってね」は言いませんでした。
ー”頑張ってね”とあえて言わなかったことにどのような配慮がありましたか?
毎日保育園に送る朝、泣いてお別れをするので、運動会といういつもとはまた違った環境、涙を堪える姿に、すでに頑張っているなぁと感じていたからです。 私自身幼少期「頑張って」と言われることがプレッシャーだったのもあり、なんて声をかけたらいいかわかりませんでした。 今思えば、いつも通り「いってらっしゃい!」や「楽しんで!」と声をかけたらよかったなと思います。
それでも、みーちゃんはかけっこを走り切りました。先生が「かけっこは得意だもんね」とみーちゃんに声をかけてくれたように、みーちゃんは頑張ったようです。
ー先生はみーちゃんとどのようにして関係を築いてくれていましたか?
先生は、園児の想いを尊重してくれる先生でした。そのおかげで先生に慣れるのも早く、先生にも心を開いていました。
運動会への思い
ー今回の運動会は親御さんにとってどのような運動会になりましたか?
親としても子どもとしても初めての運動会、ドキドキワクワクで私自身も楽しみにしていました。実際に運動会に行ったら、家では見ることのできない頑張った様子や保育園のお友達とのふれあいを見ることができ、子どもの成長を見る場所なんだなぁとしみじみ思いました。
実は、和栗ぐりさんと旦那さんは、運動会の前に決めていたことがあるようです。それは「何も言わずに見守ること」でした。
ー2人でみーちゃんを見守ろうという認識にしたことにはどのような意味がありましたか?
日頃からぐずぐずのみーちゃんに怒ってしまいがちな夫婦。運動会の様子を見てパパもついつい口を出してしまいたくなるだろうなぁと思いました。毎年ある運動会に対してみーちゃんにも良い印象を持ってもらいたいのもあって、どんな姿でも「なんで?どうして?」を使わず、ポジティブな声かけをしようね、と事前に話しました。
ー同じように悩む親たちに、なかなか子どもが上手くできないことに対してどうサポートしてあげたらいいと伝えてあげられますか?
子どもって思った以上にいろいろ考えていて、赤ちゃんのときのようにされるがままではないんだなぁと気づきました。もどかしい気持ちもありますが、見守ったり気持ちに寄り添ってあげられるよう、私も意識したいと思います。
子どもの運動会や発表会は、子どもにとっても親にとっても大事な場ですね。これまでの成長を共に喜んで、次へのステップへ繋げていけるような場になるといいです。