子育てに悩みは尽きないものです。赤ちゃんのころはなかなか眠らないことに悩み、少し大きくなったら離乳食が思うように進まず悩み…たくさん悩んだという人は多いでしょう。
今回紹介するのは「いきしぶり」を題材にした育児漫画です。子どもが保育園や幼稚園、学校に行きたがらずに悩んだという経験のある人もいるのではないでしょうか。
きちやん(@kichiyaan)さんは、2人のお子さんをもつお母さん。Instagramで育児漫画を公開し、多くの人からの共感を得ています。
今回投稿された漫画について、きちやんさんに詳しい話を聞きました。
「いきしぶり」に悩んでいたときに…
きちやんさんの当時4歳の娘さんのけいちゃんは、登園をしぶって泣くことがあったようです。
そんなとき、きちやんさんは園長先生と出会いました。すると、園長先生はけいちゃんが園で楽しそうに過ごしていた様子を教えてくれました。
そして、園長先生は「大丈夫」ときちやんさんに言いました。
「お母さん、今とっても不安だよね。でもね、大丈夫。園に連れてきてくれたら絶対私たちがけいちゃんを楽しませる。それが私たちの仕事だから。
私たちを信じて任せて。そして、園から帰ったあとは、沢山ほめてだきしめてあげてね、それで充分」
その言葉を聞いたきちやんさんは、心が軽くなり、安心したそうです。
漫画を見た人たちからは「その言葉に救われる」「園長先生の言葉、あったかい」「安心して送り出せる」などのコメントが寄せられました。
心に残った園長先生の言葉
ーこの漫画を描こうと思ったときのお気持ちについて教えてください。
登園しぶりについて悩んでいたんですが、自分にはない視点からのお話を園長先生からいただきました。そのお話がすごく心に残ったので忘れたくなく、描こうと思いました。
ーけいちゃんが登園を嫌がる原因にはどのようなものがありましたか?
元々、場所や人見知りが強く不安感が強い子でした。就園前から、公園に知らない子がいると遊具で遊べないほどで。
公園にも知らない子がいるから嫌だと行かないような子だったので、すごく怖かったんだと思います。
ー園長先生は普段から相談しやすい方なのでしょうか?また、園長先生のような存在をどのように感じますか?
すごく、温かく子どもたちを見守ってくださり話しかけやすい空気を作ってくださる方でした。 園長先生がいてくれるだけで、安心して子どもを任せられるそんな存在です。
ーいきしぶりで悩んでいたとありますが、いきしぶりするけいちゃんに対してどのように接していましたか?
手を繋いだり抱きしめたり、登園ギリギリまでお話したりボディランゲージを大切にしていました。 行きたくない気持ちを否定しないように、心がけていました。
ー園長先生の話を聞いて何かお気持ちに変化はありましたか?
自分に気負いすぎたところがあったなと感じました。 元々真面目で責任感が強いタイプなんですが、先生方頼る、けいが楽しめるようになると信じること、気楽に考えることも大切だなと思いました。
ー投稿には今回の出来事について”救われる”や”安心する”などの共感する声が寄せられていますが、どう思いましたか?
私も救われたな、安心するなという気持ちだったので読んでいただいた方たちにも同じように感じてもらえて嬉しかったです。
園での様子は親がずっと見ているわけではありません。そんなときに、園長先生のように言ってくれる先生がいると、心強いですよね。
お母さんはつい自分に責任があるのでは…と頑張りすぎてしまうことも多いと思います。周りにうまく頼りながら肩の力を抜けるといいのかもしれませんね。