子どもはさまざまなところから学び、成長します。国語や算数などの勉強だけでなく、人との出会いややり取りなどから成長することも。
にも(@umi_umi_fumi)さんの小学1年生の娘さんが成長したエピソードをInstagramに投稿すると「素敵」「最高の学び」「素晴らしい経験」などのコメントが寄せられ話題になっています。
小1の娘さんはどのような成長をしたのでしょうか。にもさんに詳しい話を伺いました。
1個10円でどんぐりの販売を始めた娘
ある日、どんぐりを売ることにしたにもさんの娘さん。
その場所では、以前にお祖母さんが同じ場所で布ぞうりやアクリルたわしを売っていたことがあったそうです。それを見て娘さんは、どんぐりも売れるかもしれないという発想になったのではないかと、にもさんは話していました。
結末としては商売にはならなかったものの、道端に落ちているどんぐりを売ることに、にもさんとしては「恥ずかしいから、やめさせたい」という気持ちでいっぱいだったそうです。
しかし、ここでやめさせず見守ることができたのが後々の気づきにつながりました。
売るために娘が行った工夫
翌日、娘さんはそのままではどんぐりが売れないと思い、装飾をすることにしました。
リボンやビーズなどで、クリスマスツリーのように装飾されたまつぼっくり。にもさんは、そこまで装飾するとは思っていなかったので、「さすがだなぁ」と思ったそうです。
小学1年生で、どうしたら売れるのかを考えられるのはすごいことですよね。
成長のきっかけとなった”トトロ”
さらに翌日のこと。装飾したまつぼっくりの横には、どんぐりで作られた“トトロ”が置かれていました。
トトロを見た娘さんは、何故ここにトトロが置かれている?という様子だったそう。にもさんが「誰かが置いてくれたんじゃない?」と言うと、娘さんは理解したようでした。誰がトトロを置いてくれたかは、現在も分かっていないとのことです。
その後の娘さんの行動は…
その後、娘さんは何を言うこともなく、黙々と「おすきなようにどうぞ」の紙を作って置きに行きました。恐らく、娘さんもトトロをくれた人のようにしたいと思ったのでしょう。
誰かに喜んでもらうことの大切さを知った娘さん、大きな成長でしたね。
本人の意思で実行し経験したことが大きな学びに
こちらの投稿には多くの人からのコメントが寄せられました。コメントに対して、にもさんは次のように話していました。
「当初こんなにコメントをいただけるとは思っていなく、こんなにたくさんの方に見ていただけるとも思ってはいませんでした。私と同じ子育て世代の方だけでなく様々な年代、恐らく学生さんの方にまで見ていただき嬉しく思いました。たくさんのコメントをいただく中で、何かを売って利益を得ることも学びだし、人に与えて得る喜びもまた学びなのだと感じましたが、どちらにしても、誰かに言われてやるのではなく、本人の意思で実行し経験したことで大きな学びに繋がったのだと改めて感じました」
娘さんは最初から自分で考え、試行錯誤し、方向性を修正し…とさまざまな経験をしました。自ら学ぶ力が大事だということを、小1の娘さんから教えてもらいました。
その後、どんぐりやまつぼっくりだけでなく、お花も置かれるようになったようです。
きっとこの場所から多くの人が、喜びや癒しをもらっていることでしょう。