ついつい夢中で見てしまう魅力をもつミニチュア作品。小さく作られた作品にはたくさんのこだわりが詰まっていて、細かなところまで見ているとあっという間に時間が過ぎてしまうほどです。
今回は、X(旧Twitter)上でミニチュア作品を公開しているこびと屋@ヤフオク出品中(@cobtoya)さんに話を聞きました。
こびと屋さんは、5年ほど前からミニチュアの人形やジオラマなどを作っています。X上に作品が公開されると「ロマンがいっぱい」「欲しい」「素敵」などのコメントが寄せられ、注目されています。
”楽しく作ること”を大切に
ーミニチュア作品作りを始めたきっかけはありますか?
昔は市販のドールハウスキットを作っていたんですが、そこにコビトが住んでいたら楽しいだろうなぁと思い自作のジオラマ人形をドールハウスに置いたところから始まったと思います。
ー一つの作品を作るのに、どのくらいの時間がかかりますか?
作品によりますが、半月から1ヶ月ほどかかります。
ーミニチュア作品はどのような素材で作っているのでしょうか?
木やプラスチック、レジンやワイヤーなど様々使ってます。
ーミニチュア作品を作るにあたり、どういったところにこだわっていますか?
こだわりというのかは微妙ですが、先入観に囚われないようにしています。それと「楽しく作る」ことを一番に置いていています。制作しているとどうしても「このやり方が主流だけど楽しくない、なんか違和感がある」ということがあるのですが、そういう時は作り方を変えて「自分が楽しく作るやり方」で作ります。そうすると自ずと良い作品が仕上がる気がします。
「胡桃の中に作ったコビトが住む部屋」
ー今まで作った作品の中で特にお気に入りものなどがあれば教えてください。
すべてお気に入りの作品ですので、一番新しい作品を紹介させてください。胡桃の中に作ったコビトが住む部屋です。レコードが掛かる場所で二人のコビトがいます。二人のコビトは今日はなにかの記念日のようで乾杯をしています。こちらの作品は12月に東京で展示させていただく予定です。
手のひらに収まるほどの小さな世界に、コビトたちの穏やかな暮らしが表現されています。2人のコビトはいったいどんな話をしているのでしょうか。そんな想像ができるのも、ミニチュア作品の魅力の1つですね。
今後のこびと屋さんの作品も楽しみです。