電子工作とは、電子部品を使った工作のことです。電子部品を組み立て、プログラミング言語を使いながら、自分の考える動きや操作をプログラミングします。
今回は、X(旧Twitter)やYoutubeで電子工作の作品を公開している高校生の電子工作日記(@hdiv6xeWxcLUS51)さんにお話を伺いました。
高校生の電子工作日記さんは現在高校1年生で、Arduinoや3Dプリンターを使ってさまざまな物を作っています。電子工作を始めたのは中学1年生からで、ご両親からラジコンを作るキットをプレゼントしてもらったことがきっかけになったそう。プレゼントのラジコンを作っていることがすごく楽しく、もっといろんなものを作ってみたいと思ったことが、現在の物づくりに繋がっています。
今回X(旧Twitter)で公開したのは「現在時刻をペンで書いては消すを繰り返すPlotclockという時計」です。Plotclockの動く様子が投稿されると「すごい!」「面白い」「天才」などのコメントが寄せられ大きな話題になっています。
Plotclockは現在の時刻をペンで書いてお知らせしてくれる時計です。
1分経つと、先ほどの時刻を消します。
そしてまた次の時刻を書いてくれるのです。
1分ごとに書いて消すことを繰り返すユニークな時計ですね。Plotclockが書く数字も独特で可愛らしいです。
Plotclockの製作について
ーPlotclockはどのくらいの時間をかけて作りましたか?
金、土、日曜日の3日かけて作りました。
ー作っていて難しいと感じたところやこだわったところはありましたか?
難しかったことはサーボモーターというモーターを3つ使っているのですが、そのモーターの微調節に苦労しました。自分用にプログラムの数値などを変更しましたが自分に合う数値を探すのも大変でした。
プログラミングコンテストのグランプリ作品
ーこれまで作ったもので特に気に入っているものはありますか?
特に気に入っている作品は今年の2月に開催されたプログラミングコンテストでグランプリを受賞した「亀育成サポート機」です。
この作品はスマホさえあれば家の子亀のお世話をすることができてスマホから餌をあげる、水替えを自動でしてくれるなどのように亀の育成をサポートする機能がたくさん搭載されています。
将来の夢はエンジニア
ー次はどのようなものを作りたいですか?
次は家のドアをカードやスマホから鍵を解除できるようになる機械を作りたいと思っています。
ー将来の夢はありますでしょうか?
将来の夢は世の中の役に立つものを開発するエンジニアになりたいと考えています。
高校生の電子工作日記さんの作品は、完成度の高さはもちろん、日常生活に役立つ豊富なアイディアが魅力です。これからどんな作品を作っていくのか、ますます楽しみですね。