これから年末にかけて始まる帰省ラッシュ。お子さんがいる家庭では、初めて公共交通機関を使って帰省する方も多いのではないでしょうか?
「子どもが泣いて迷惑をかけないかな」「長距離の移動で、子ども自身にも負担がかからないかな…」このように気を遣っている親御さんは多いはず。
今回は、まーちゃん陽気なラテンマインドさん(@papajapon)が、お子さんとメキシコから日本へのフライト中に体験した、ほっとしたエピソードについてご紹介します。
Xでは11月2日現在で4万いいねを獲得しているポスト、まーちゃんさんにお話を伺いました。
「あなたの味方だよ」
メキシコから日本へ帰るフライト中、まーちゃんさんの娘さんが泣き始めてしまいました。直行便といえども、フライト時間は14時間です。
フライト中の娘さんは基本的にぐずっているか、寝ているか。しかしこの時は何をしても娘さんは1時間以上泣き止みませんでした。響き渡る声にまーちゃんさん夫妻も、冷や汗タラタラ、「お願い、もう早く泣き止んでよ〜」と疲労困憊状態だったそうです。
周りに迷惑をかけてしまうかもしれない罪悪感もあり、かなり焦っていたことと思われます。
そして、肩をトントンと叩くおじさん。ふいに、ティッシュを渡されました。
おじさんからではなく、仕草で通路越しの女性からだと気づき、ティッシュには英語でこう書かれていました。
「baby needs to cry.good for ears.」
「こどもは泣くもの。耳に良いものよ。」
このメモを見て妻と顔を見合わせたまーちゃんさん。肩や体のこわばっていた力が抜け、安心感に包まれたそうです。通路越しの女性に『ありがとう』の合図を出すと、女性からは素敵なウインクが返ってきました。
そして、なんとその後娘さんは泣き止んでスヤスヤと夢の中へ。
この投稿には「心が救われる温かい言葉」「とても感動しました」「泣けちゃいます」などたくさんの暖かいコメントがつき、まーちゃんさんは読みながら感動されたそうです。
「私も合図を送れるようになりたい!」「同じような経験をしました!普段から『味方だよ』ってわかるように笑顔を向けるようにしています」などのあたたかいコメントが。
「ニュース、SNSでは子育てに厳しい人の話や話題を見かけますが、そういう人は一握りで世の中まだまだ暖かい人が多いんだろうな実は」とまーちゃんさんは感じたそうです。
ラテンマインドで日本を幸福に
普段はラテンマインドについて発信しているまーちゃんさん。お仕事はメーカー勤務のサラリーマン。現在は1年間の育休中です。
「えーこういう考えするんだ!」「えーこんな行動とるんだ!」メキシコ人の奥様と過ごす中での気づきを、『ラテン妻の日常』というテーマで最初は発信していたまーちゃんさん。最近は、普段の面白い日常や「なるほどなぁ」と思える発信をされています。
色々と発信する中で、『ラテンマインド』の考え方やエピソードに対し、「元気になりました」「楽しみにしてます」などの反応をいただくことが多くあるそうです。
まーちゃんさん自身も実際にラテンアメリカで生活してみて、良い変化があったそうです。
自己肯定感が上がり、他人と比較しなくなったおかげで心に余裕ができるなど、人生でプラスになったことがたくさんあったとか。
日本の治安は世界でもトップクラス、インフラ、医療も整っています。しかし、日本は幸福度が低いと言われています。
治安が悪く、インフラも整っていない日本とは真逆の環境のラテンアメリカ。環境は整っていないけれど、日々楽しそうで陽気そうなラテン人。
「インフラや治安は個人ではどうにもならないけど、マインドなら叶えられると思うんです。日本人が『陽気なラテンマインド』を身に着ければ、それは最強なんじゃないかなともってSNSの発信をしています」とまーちゃんさん。
ちょっと日常を過ごすのに疲れてしまったら、まーちゃんさんのポストを見てみると心が軽くなるかもしれませんね。