人は誰かを支えたり、支えてもらったりしながら生活しています。自分の気付かないところや見えないところでも、多くの人が支え、助けてくれているでしょう。
みねるば(@minerva_owl1)さんが以前入院したときの出来事をX(旧Twitter)上に投稿すると、14万いいね集まり大きな話題になっています。(2023年11月2日時点)
このときの出来事について、みねるばさんに詳しいお話を伺いました。
調理師さんとの手紙のやり取り
みねるばさんが1週間ほど入院していた時のことです。
その時にみねるばさんが食べた病院食は、どれもおいしいものでした。病院食のため薄味ですが、出汁や風味がきいており繊細な味だったので、とてもおいしい食事だったようです。
みねるばさんがおいしそうに病院食を食べていたところ、看護師さんに「調理師に手紙書かない?」と言われました。
そこでみねるばさんは、食事の一品一品にレビューを書くことになったのです。
みねるばさんが書いたレビューは「この切り干し大根、あっさりとした味つけの中にも深い味わいがあり、これまで食べた病院食の中でも随一の美味しさ」など、とても凝った内容で、調理師さんも嬉しかったのでしょう。調理師さんからは、みねるばさんの感想への感謝や、「早く病気が治りますように」とみねるばさんの病状を気遣う内容の返事が届きました。
調理師さんからのメッセージを見たみねるばさんは、調理師さんが喜んでくれたことをとても嬉しく感じ、 そういうフィードバックをもらう機会が少ないようなので、書いて良かったなと思ったそうです。
この素敵な文通はほぼ毎日続きました。
みねるばさんは、調理師さんからの返信に励まされ、楽しい入院生活を送ることができたようです。
顔の見えない相手をお互いに気遣って言葉を贈る…とても心が温まるやり取りですよね。
感謝のメッセージ
こちらの投稿を見た人たちの中には、病院の調理師さんも多く「こんな素敵な事されたら泣いてしまいます」「励みになります」「嬉しいです」などのコメントが寄せられました。
みねるばさんは、寄せられたコメントなどを見て次のように話されました。
「調理師さんや病院関係者から感謝のメッセージがたくさん来て、普段大変な仕事をしている人たちを喜ばせることができて良かったなと思いました。また、入院中や入院予定の方から、『自分もやってみます!』というコメントがたくさん届き、彼らの感想が調理師さんたちを喜ばせることになるなら、これ以上のことはありません。今回の記事を通じて、そういう方が増えるなら、本当に素晴らしいことだなと感じます」
感謝の気持ちを感じていても、言葉で表すところまではなかなかできなかったという人もいると思います。ぜひこれを機に、たくさんの感謝が言葉になって届くといいですね。