ふとした瞬間に子どもの成長を感じることはありませんか?他人に思いやりを持って接している子どもの姿を見ると、心が温かくなりますよね。
今回は、SNSを中心にイラストレーターとして活動しているさざなみ(@sizuqphi)さんの長女ちゃんの話です。
その日は夕立が降った日でした。
さざなみさんの長女のクラスメイトが、雨が通り過ぎるまでさざなみさんのお家で雨宿りすることに。長女ちゃんと次女ちゃん、クラスメイトと3人でお家で遊んでいました。
数日後、そのクラスメイトから長女ちゃん宛にお礼の手紙が届きます。長女ちゃんが手紙の内容を読み上げると、次女ちゃんが「あたしのことなんかかいてる?」と聞いてきました。
わくわくしている様子の次女ちゃん。その姿を見た長女ちゃんは、「“シールあげます。いもうとちゃんと分けてね”って書いてあるよ!」と伝えます。
2人が一緒にシールを分け合っているとき、さざなみさんが気になって手紙の内容を見てみると…
そこには“いもうとちゃんと分けてね”というメッセージは書かれていませんでした。
お姉ちゃんの優しさ
今回の長女ちゃんの対応について、さざなみさんに話を聞きました。
ーおねえちゃんの優しさに気づいたとき、どう思われましたか?
そんな大人っぽい気の回し方をすると思っていなかったので、驚きました。それが、純粋に妹を喜ばせたいという思いから来ているということに心が温かくなりました。
ー普段からお姉ちゃんは妹ちゃんのことを気にかけてくれるのでしょうか?
次女はいつも長女のお友達に興味津々です。自分もお姉さんたちの一員になったようなつもりで、気づけばその輪に加わっています。長女は「私のお友達だよ」と牽制しながらも、実際はお友達に誇らしげに「妹だよ!」と紹介してくれます。
ー投稿にはたくさんのコメントが寄せられていますが、どう思われましたか?
自分も長女で、同じように弟妹に接してあげていたというコメントが印象的です。ずっと仲の良いきょうだいなのだろうな、と想像して嬉しくなりました。
ー今回の漫画について、どういった思いで描かれましたか?
とても日常的な一場面で、よくある話だとは思ったのですが、自分で漫画の形にして覚えておきたかったので描きました。
このあと2人はシールを半分こしていたようです。
妹を思ったこの長女ちゃんの言動に、投稿には「どうすれば、こんな優しい子に育つのだろう」「この歳でこんな優しい気遣いできるなんて、本当にすごい」「なんて優しい世界」などのコメントが寄せられていました。
長女ちゃんの優しさに心が温かくなりますね。