SNSの投稿を見ていると、知育や食育などさまざまなことに取り組んでいる素敵なママさんがいます。しかし、素敵なママさんとつい比べてしまい、落ち込んでしまうことはありませんか?
ぽぽ。(@popo_baby0104)さんは、二児のママさん。子ども脳科学や心理学などを勉強され、育児漫画にしてInstagramに投稿しています。育児中のさまざまな悩みに対する投稿は、多くの人の気持ちを軽くしています。
@popo_baby0104さんが投稿した漫画「AさんとBさんとCさんになろうとする私」の中では、「SNSには素敵なママさんが溢れているけど、自分は自分。そのままでも大丈夫」というメッセージを送り、多くの共感を得ました。
たしかに素敵なママさんはたくさんいますよね。
つい自分と比べて「やらなくちゃ」と焦ってしまうことも。
しかし、@popo_baby0104さんは、次のように呼びかけました。
子どもがよく遊び、寝て、笑って過ごせているのなら、最高のママですよね。
投稿には「めちゃくちゃ素敵」「涙が出た」「救われました」などのコメントが寄せられました。
今回は、@popo_baby0104さんに投稿されている育児漫画について話を伺いました。
ー子ども脳科学、心理学などの勉強を始めたのはいつからですか?
2022年の4月頃です。
ー子ども脳科学、心理学や育児についての発信を始めたきっかけを教えてください。
現在2児の母をしているのですが、上の子(息子)がとても育てにくい子で…本当に苦労していました。
息子は「生まれた時からイヤイヤ期」という言葉が生まれたくらい自我が強くていつも不機嫌で、泣き喚いている子でした。YoutubeやInstagramの「こうやったら育児はうまくいく!」という類もたくさん勉強して実際にやってみたけれど、全然ダメで…
「息子は他の子と違うのか」「こうなってしまったのは私の育て方のせいなのか」「母親としてのキャパが狭いだけなのか」と責め続けていました。
そんな時、インスタのフォロワーさんから同じような悩みをたくさんいただくことが増えたんです。それについて私の実体験を交えてお話しさせていただくと「救われた」という声をいただくようになりました。
これだけ育児ハックがたくさん溢れているけれど、育てにくい子を持つ私だからこそ伝えられるものがあるのではないか、と思ってちゃんと知識を持とうと思って勉強をはじめました。
ー繊細っ子育児をしているとありますが、投稿の内容は普段育児をしている中での気づきが多いのでしょうか?
毎日が気づきの連続です!
私の投稿は、普段は気にもとめずに通り過ぎていってしまう感情や行動にフォーカスをあてるようにしています。なぜなら、そこにたくさんの発見が詰まっているからです。
育児している中で良い意味でも悪い意味でも、心が揺れ動いたりざわついたりした時のことを投稿内容にしています。
ー子ども脳科学、心理学などを勉強されていて、育児をしている中で変化などはありましたか?
子どものことをありのまま受け入れられるようになったことが一番ですが、何より自分のことを許せるようになりました。
「受け止める部分」と「自分でやれる部分」が分かるようになったので、自分のことを不必要に責めることが少なくなりました。
「この行動は私の育て方のせいじゃなくて、この子の性格もしくは月齢だな」と、受け止める部分。「この子はこう思う節があるから、こういうことを言うんだな。そしたらこういう言い方の方がいいな」と、自分でやれる部分。そんな風に、少しだけ割り切れるようになったかなと思います。
我が子がやる行動の裏にどんな感情や葛藤があるのか、これは大人になったらどんな強みに変換していくのか、そういうことを知ることができたことはとても良かったなと思っています。
以前は、息子のことを「このままだと、どんな人になってしまうんだろうか…」と怖くて不安になっていましたが、今では息子の将来を楽しみに思えるようになりました。
ー投稿には共感するコメントが多く寄せられていますが、どう思われましたか?
今は情報過多の社会で、あれがいいだの・これがいいのだ・あれはやめとけ・これはオワコンだ…とたくさんのことが目につきます。でも、現実はもっとシンプルで単純でいいと思っているので、肩の荷がおりました!という方がいて嬉しかったです。
私も発信する活動をしているので情報過多の一部になってはいるのですが、「見ていて疲れない発信」を目指したいなと思っています。
@popo_baby0104さんの投稿で救われている人は多いでしょう。ママが自分らしくのびのびと子育てができるのが一番ですね。