「動物は、動物が好きな人のことが分かる」と耳にしたことはありませんか?動物に好かれる人っていますよね。動物には人の心が見えるのかもしれません。
AKR@5巻出たよ(@bou128)さんが「めちゃ雑の絵日記 こういうわけで今居候くんがいますという報告」のコメントともに、X(Twitter)上に絵日記を投稿すると、5.7万件のいいね(2023年8月15日時点)を集め話題になっています。
@bou128さんは、現在4匹の猫ちゃんたちと暮らしています。今回投稿された絵日記は、4匹目の“居候”くんが来た時のお話です。
投稿を見た人たちからは、「AKRさんいつも猫ちゃんを救ってくださりありがとうございます」「やっぱねこってここなら拾ってくれるよ!みたいな口コミあんのかな…」などのコメントが寄せられています。
実は、@bou128さんのお宅にやってきた猫ちゃんは、“居候”くんだけではないのです。もともと@bou128さんのお宅にいた猫ちゃんは、黒猫のろんくんだけで、他の2匹のみたらしちゃんまめちゃんは保護猫だったそうです。
みたらしちゃんとまめちゃんを保護したときの様子について、@bou128さんは次のように教えてくれました。
「まめは1年半ほど前にあらわれ、たまに中庭を通りすぎて行く子でした。
ろんが窓から通りすがりのまめ(当時は名も無いノラネコ)を発見して話しかけたのが最初の出会いです。
最初は話しかけても逃げてしまったり無言でスルーされていましたが、半年間諦めずにナンナン話しかけているうちに警戒が解けたのか徐々にまめの方からも足を止めて少し話しかけてくれるようになりました。
友達になれたかなと思った頃に1ヶ月ほど姿を見せなくなり、暑い時期だったので心配していたら小さな子猫を1匹連れて我が家の中庭に現れました。そしてそのまま中庭を拠点にして子育てをするようになり、ろんも窓から子育てを静かに見守る日々が続きましたが、このまま野良で過ごすのは大変だろうと親子まとめて保護することにしました」
ろんくんが引き寄せてくれたかのようですね。こうして@bou128さんのお宅には3匹の猫が暮らすことになったそうです。
今回やって来た居候くんについても、@bou128さんに詳しく話を聞きました。
ー居候くんを保護したときの様子を教えてください。
我が家の中庭の目立たない日陰の部分にずーーーっといました。「今日もいる?」と窓から声をかけると「ミ゙ャ」と必ず返事が返ってきていました。外の気温がかなり暑いことはわかっていたので心配で、さらに台風が来る可能性があるということで、迷子猫の届出が無いか確認してからなるべく急いで保護することにしました。
保護のときはご飯で近くまで誘き寄せようとしたのですが、優しく声をかけると軽い足取りで出てきて、ガリガリに痩せているにもかかわらずごはんにはほとんど見向きもせずに足にすりすり甘えにきて撫でて欲しそうに手に頭を擦り付けにきました。そのままだっこするとおとなしく抱えられてくれたので、キャリーに入れ、動物病院へ連れてゆき健康診断をしていただきました。
ー居候くんの現在の様子はいかがでしょうか?
保護したときは下痢や嘔吐の症状が見られましたが、病院で診察してもらい健康状態は良くなっております。まだほとんど体重は増えていませんが、すこし毛艶も良くなってきたので、回復の傾向です。我が家の一室をまるごと使ってもらって、自由にすごしています。見守りカメラを設置しているので、カメラでくつろいでいる様子を定期的に確認しては癒されています。
ー居候くんは、他の3匹の猫ちゃんたちと仲良くしていますか?
まだ保護したばかりで粘膜接触をさせるのは心配なので、完全別室で過ごしてもらっていますが、ろんとはドア越しに大声で会話するなどしています。他の子はドアが開くタイミングで中を興味深げに覗いたりしています。
ー今後居候くんはお父さん、弟さんどちらのもとで暮らす予定ですか?
第一候補は弟ですが、弟のところには先住猫のむーちゃんがいるので、彼女と居候くんの相性を見てから最終決定になる予定です。とはいえ、まだ保護したばかり&まだガリガリに痩せているので、居候くんのストレスにならないように彼が心身ともに元気になってから後のことは考えようという話でまとまっています。
ー居候くんの名前は決まりましたか?
引き取り先第一候補の弟が「しんばがいい」と主張しているので、しんばになる可能性が一番高いです。
また、@bou128さんによると、「居候くんは迷子の飼い猫の可能性はかなり低そうではありますが、警察に『うちで拾って保護しています』という届出をしていますので、期間内に飼い主さんが現れた場合はそちらに帰れることになります」とのことでした。
猫ちゃんたちのことを考えて、あらゆる手立てを講じている@bou128さんからは、猫ちゃんへの大きな愛情を感じますね。
居候くんは、そんな@bou128さんの猫ちゃんへの思いをどこかで感じ取っていたのかもしれません。