審査員も既製品かと疑うほど完成度の高い刀がX（Twitter）で話題になっています。
話題の投稿をしたのは、刀の制作者のお母さんであるKAIEさん。
「1100作品の中で4番目の賞を受賞しました」という文章とともに息子さんが制作した立派な刀の写真が投稿されています。
投稿によると、この刀は刀身から鞘、柄巻き、鍔まで全て息子さんが1から手作りしたものだそうです。
あまりの見事な出来栄えに、審査員から既製品の流用ではないかと学校に問い合わせがあり、1から手作りであることを先生が説明したそうです。
X（Twitter）にも、「将来有望ですね！」「むしろ１位でないことに驚く」「職人さんですね」「すごすぎて言葉失いました」など、息子さんの溢れる才能に感心するコメントが多く寄せられました。
今回は、KAIEさんにお話しを聞きました。
―この手作りの刀はどのくらいの期間で制作したのでしょうか？
図面の構想から始めたので、4ヶ月くらいかかっています。
冬をイメージした刀にしたそうです。
―これは学校の授業で作ったのでしょうか？
美術部の活動で作っています。
息子は刀を作るのが好きで、過去にもたくさんの刀を作っています。
―この刀のこだわりを教えてください
まずは素材にこだわり、刀身は紫檀の木材を使って木の美しさを出せるようにしました。
あとは、鞘の柄が全体に綺麗に出るように磨き出したところもこだわったポイントです。
―息子さんは物づくりが趣味だとありますが、普段はどういった作品を作っているのでしょうか？
木工作品は模造刀が多いです。
最近は糸を撚って房を作っていました。
房作りのために、糸を片ひねりするための機械も自作していました。
作った房は、ふとん太鼓に実際に使われています。
―投稿には多くの反響が寄せられていますが、息子さんは反響を見て喜んでいましたか？
皆さんのお褒めの言葉や応援の言葉でやる気が出たと言っております。
現在高校3年生の息子さんは、職人になれるよう工芸が学べる学校に行きたいと話しているそうです。
才能が溢れる息子さんの作品がこれからますます楽しみですね！