イラストレーターとしての思い
ーイラストレーターでのお仕事はどのようなことをされていますか?
現在は兼業イラストレーターとして、会社通いをしつつ、合間でイラスト活動を行っています。
主にゆるふわイラストを描いてSNSに掲載をしつつ、時折アイコン制作、配信用音楽のジャケット制作、キャラクター作成、オリジナルキャラのグッズ販売などの依頼を頂いています。
できることはすべて挑戦するスタイルで、youtubeチャンネルも運営しています。
自分の作品の中では、特に食べ物のキャラクターイラストがご好評を頂いており、制作のご依頼をお受けしたこともあります。ゆるっとほっこりする絵柄の中に、どこかクスッと笑えるようなシュールさも盛り込むことを大事にしながら描いています。
それはきっと自分自身が、辛い時は別のもので補ったり別のものに焦点を当てて笑顔になることを大切にしている、ということと結びつきがあると思います。根本の解決にはならなくても、笑顔になれる別の要素で、「元気の補充をする」みたいな感じですかね。自分も辛く耐え難い時はあえて全く関係のないお笑いコンテンツなどを見て、たくさん笑って凌いできました。
またイラストでは、わかりやすく、見やすい配色を心がけています。独学で資格試験取得を通して色彩学の勉強もしました。これも、きょうだい児故のものかもしれないですね。
自閉症の弟には物事をシンプルでわかりやすく伝えないと混乱させてしまうので、その精神が作品づくりにも活かされている気がします。作品が自分よがりすぎるものになっていないか、識別しにくい色合いになっていないかなど、常に模索、試行錯誤しながら制作を行っています。
そして、自分なりにではありますが、LGBTQ+フレンドリーの観点も大切にしています。ご依頼を受ける際には、ご希望イラストの詳細を何項目かご記入頂くのですが、人物イラストの場合、性別の項目欄には「男女」だけでなく、「その他枠・中性枠」を設けるなど、なるべく様々な立場の方が利用されることを想定するように心がけています。
これからも臨機応変に必要に応じて時代の変化にも注意しながら、イラストレーターとしての活動やそのやり方、お仕事を受ける際に心がける内容などをアップデート更新していきたいです。