“稀血”という珍しい血液を持っている方の投稿がTwitterで反響を呼んでいます。投稿したのは2児の母である璃櫻(@keirio0213)さん。璃櫻さんは稀な血液の持ち主であり、璃櫻さんの血液と適合する子どもの治療のため、10年程前から定期的に連絡をもらい献血に協力していました。ここ数年は連絡がなかったといいますが、数日前に急ぎでお願いしたいとの連絡が璃櫻さん宛に入り、献血の協力をしたのことです。
投稿には「献血にはそんな大変で重要な事情があったんだね」「自分が誰かのためになるってすごいと思います」などのコメントが寄せられていました。
今回、投稿した璃櫻さんに話を聞きました。
ー今回連絡があってから何日後に献血をおこなったのしょうか?
献血依頼があったのは献血日の前々日の夕方です。翌日でも良かったのですがちょうど当日が息子の授業参観があり、有給休暇をいただいていたのでその日に合わせていただいた感じです。
ー最初に稀血と言われたとき、どのように思いましたか?
元々AB型で数も少ないのに合う人がヒットして良かったねぇって思っていました。別に特別感は感じてなかったというのが正直なところです。血液に関しては、アメリカ短期留学中も交通事故の患者さんの血液型がアメリカでは稀なABだということで急遽献血協力した経験もあるので、感覚が麻痺しているのかもしれません。
ー献血をする際、どのようなお気持ちで献血をしていますか?
今回も頑張って働いてきてねって思って送りだしてます。本当に特別感ないんですよ。献血に来ている方は皆そうじゃないでしょうか。
ー今回多くの反響をいただいてますが、率直にどう思われましたか?
Twitterを読んでいただくとわかりますが、本当に日常のひとコマを記載しているだけで(かなり鬼滅の刃に偏ってますが)、特別なことをツイートしたつもりもないのでとにかくこれはどうなっているのかい?というのが正直な感想でした。献血しただけなんですが、確かにお願いされることはあまりないかもしれないなと思います。
ただ今回皆さんが献血に少しでも興味を持ってくれたみたいで嬉しいです。いろいろ事情があって献血が出来ないこともありますが、大概健康なら身近に出来るボランティアだと思います。私もセンターに通っていて献血センターの皆さんが献血事業や骨髄バンク事業に苦労されているのは知っていたので。
ー璃櫻さんの血と適合するお子さんについて、もう10年も前から定期的に献血されているようですが、その子にもし伝えたいことがありましたらお伺いできればと思います。
そうですね、その子のことは何も知らないので迂闊なことは言えないですけど、とにかく改善してくれたら、幸せに過ごしてくれたらと思ってます。同じ星に生まれて、ちょっとだけ繋がりが出来たあなたが幸せだったら嬉しいな。そのためならこれからも協力を惜しまないつもりなので。本当にツイートにも書きましたが「君に未来を!頑張れ!」です。