米澤さんが同じ乳がんサバイバーの方に伝えたいことを聞いてみました。
「乳がんは女性特有の病気で、外見的変化が伴う病気だと思っています。手術によって胸を失ってしまったり、抗がん剤治療や放射線治療などで髪の毛が抜けてしまったり…病気の治療+心理的なストレスも加わってくると思います。しかし、外見変化があってもその人の姿は損なわれないし、挑んでいる姿は美しいと思っています。だからこそ心まで病に冒されず頑張っている自分を褒めて、新しい体を受け入れる決心を自分のタイミングでしてほしい。自分の体がどんな形でも愛して、女性としての美しさを損なわず輝き続けてほしいです。
泣きながら手術に向かう方や、術後も泣いている患者さんをたくさんみてきました。だからこそ私も少しでも力になれたらいいなと思いますし、そこを支えられる社会になってほしいと願っています」
クラウドファンディングで集まった資金は営業活動費や今後実施予定である撮影会、写真展で使用していきます。すでに乳がん患者から「撮ってほしい」と声をかけられることも。
「写真展では乳がん患者のだけでなく、乳がんになったことがない方や男性の方にも乳がんと闘ってきた女性の美しい姿を見てほしいです。女性を応援する社会貢献活動として応援していただきたい」
乳がんサバイバーだったからこそ、今度は自分が力になりたいという米澤さん。思いを語る米澤さんは、とても輝いて見えました。
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