ブルートレイン改造し”寝台列車そのまま”の民宿に 購入決意から開業まで8年間の道のり

ブルートレイン改造し”寝台列車そのまま”の民宿に 購入決意から開業まで8年間の道のり
「オハネフの宿」をオープンさせる岸井正樹さん。うどん店を経営している

いよいよ「ブルートレインの宿」開業!しかしコロナ禍が…

しかしこの頃は、新型コロナウイルスによる移動の自粛が続き、「岸井うどん」は前年から休業を余儀なくされることに。客車も当初の想定以上の傷み具合で、予定していた2021年の開業は延期せざるを得なくなりました。

その苦境の中でも、JR四国の社員有志が客車の塗り直しに協力したり、宿泊客が楽しむための”顔出しパネル”寄付の申し出があったりと、岸井さんの呼びかけから始まった鉄道ファン・鉄道関係者の輪に助けられたといいます。

「オハネフ…したという
「オハネフ…したという

宿泊客を迎え入れる準備ができた2両の客車の前では、「岸井うどん」店舗の開業準備も進んでいます。旅人の憧れでもあったブルートレインのベッドに寝ころび、岸井さんが作ったうどんも味わえる「四国遍路の駅 オハネフの宿」は既に予約を開始。鉄道ファン・お遍路さんだけでなく、さまざまな観光客を取り込む起爆剤となることが期待されています。

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