「綿棒で作るヌオー」という作品に関するツイートに、10.7万件のいいねがつくなど話題になっています。ツイートには、ポケモンのキャラクターであるヌオーを、綿棒に色を付けて立体的に制作している動画が公開されています。
動画を見ると、綿棒の両端に色をつけ、表面だけではなく、裏面も作品を楽しめるようになっています。「何食ったらこんなこと出来るんだ…?」「ひっくり返った瞬間鳥肌たちました…!すごい!」などと、作品に驚いた人たちのコメントで盛り上がっています。この作品を制作した、くまった(@kumattaojisan)さんに話を聞きました。
くまったさんは2019年にカップヌードル公式がTwitter上で公開していた作品、綿棒で作ったカップヌードルを見て、「面白い! 私もやってみたい!」と思い、2020年2月にポケモンの作品を中心に制作を開始したそうです。ちなみにこのヌオーの高さは22cm、綿棒の使用本数は1740本だそうです。
ー制作工程を教えてください。
まず作品のドット絵を描き、そこから何色を何本使うのかを計算します。ポケモン作品は、原作のドット絵を参考にさせていただいています。次に水に絵具を溶かして色を作り、必要な本数に着色して乾燥させます。反対側も着色して乾燥したら綿棒を並べ、一列ごとに接着していきます。接着できたら一列になった綿棒をどんどん重ねていき、完成です。
ー1つの作品に使う綿棒の量は、何本くらいでしょうか。
作品によってまちまちですが、平均すると2000本前後だと思います。一番本数を使ったものは、エヴァンゲリオン初号機の4952本です。
ー綿棒は、どのくらいの量を購入されているのでしょうか。
現在は綿棒の製造を行っている平和メディク様からいただいています。先日、約3万本いただきました。
ー今まで一番大変だった作品はありますか。
ウマ娘のマヤノトップガンです。高さ70cm、使用綿棒4000本超えの大作のため、自立させるのが一番大変でした。
くまったさんは、5歳の時に発売されたゲームソフト「ポケットモンスター金・銀」をプレイして以来、ずっとポケモンのファンだそう。綿棒作品を制作することで、ポケモンの原作のドット絵が、ドットという少ない情報であるのに、かっこよさや可愛さなどの表現が秀逸で、とても魅力的だとあらためてわかったそうです。
小さい頃好きだったキャラクターの魅力を大人になって再認識出来るというのは、素敵なことですね。ポケモンファンのくまったさんの綿棒作品、これからも楽しみにしています。